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｢さて、そろそろ帰ろうかな｣
暗闇の私のベットルーム
時計はあるのだが見えるはずもない
外からの雨音は優しくて、嵐やら台風という程では無くなっていると思う
｢そう……ですね｣
夕飯もここで食べると言っていたから、てっきり私は本気にしていたけれど
どうやら社交辞令だったようだ。
そりゃそうだ
だってそらるさんになんのメリットがあるというのだ
それにやらなくてはいけないことだってあるだろうし
まずこの時間自体が幸せなのだから欲張ってはいけない
でないと私はきっと明日不幸な目にあうだろうから
｢今日は本当にありがとう。助かった｣
ベットから出てきて、そのままドアの方へと向かう
私もそらるさんを追い掛けて部屋を出る
｢ゴメンなんだけどさ、傘貸してもらえる？ちゃんと返すから｣
｢い、いえ！もう、もらっていっちゃって構いません！｣
｢お礼も兼ねてちゃんと返しに来るよ｣
頭に手がポンと置かれた、気がする
これは現実ではないでしょう
頭ではそう思い込んでも、触れられた体はしっかりと認識していて
かぁーっと熱が顔に集まる。
見られないためにも下を向く
｢なに、照れたの？可愛いな｣
ちょっとタンマです！タンマですよ！
私の心臓が本気で止まってしまいます。
今にもクラリといってしまいそうなのを必死に踏ん張って、呼吸が早くなるのを抑える
本当に比喩ではなく倒れそうなので壁に手をつく
｢ごめん。そんなに反応されるとは思ってなくて｣
｢そらるさんは自分がモテることを自覚した方がいいですよ。
傘、こちらを使ってください｣
一度だけ使った真っ黒の傘
骨組みもしっかりしていて、お葬式ように買ったのだが早々使うことはないだろうから元々これを差し上げようと思っていたのだ
｢ありがとう。こんな立派なの
それじゃ、本当にありがとう｣
またねと靴を履いて玄関を出ていった
これで私の願いは叶ったのだ───
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パール(プロフ) - まんぼうコロッケさん» はっはっ！！あ！！あーー、あの、さかたんのスマホのあれ（題名曖昧ですみません）よ、読んでます！う、嬉しすぎる。これでも日本語苦手で小学生の言葉でポエムと混ぜて書くのが私のくせで、それを褒めてもらえるのは嬉しすぎます！ありがとうございます (2018年11月17日 9時) (
レス) id: 2f353b1bdb (このIDを非表示/違反報告)
まんぼうコロッケ(プロフ) - 文章中の日本語…というか文の流れみたいなのが綺麗で、心が洗い流される気がします(*‘∀‘)美しい日本語！更新頑張ってください！ (2018年11月16日 15時) (レス) id: 372f9ebd09 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - フシさん» なんと嬉しい言葉！自身あまり恋愛もの好きではないので、これからどうなるか、一緒に想像をふくらませましょー！更新頑張りますっ (2018年11月13日 20時) (レス) id: 2f353b1bdb (このIDを非表示/違反報告)
フシ - 少しずつ進展しているところが可愛いですね。そして少女漫画通りにいかないことも。とても面白いです！更新頑張ってください！ (2018年11月12日 17時) (レス) id: dec9627405 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - くるるさん» ありがとうございます！未だに作品内で2日しか経っていないという。少し丁寧過ぎたかなとも思ってたのですが、この方が小説感はだせますもんね！更新頑張りますっ！ (2017年10月27日 22時) (レス) id: d11f75bf22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パール
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/pearl12261/
作成日時：2017年9月28日 21時
