White Rose Bud【ytar, tkar, ytin】

◇ ページ18

そんな俺たちの会話をみんなが耳をすまして聞いている。




ふと有 岡くんが顔を上げた先には





○○と伊野尾くんが座っているソファ。






2人には、有 岡くんが昨日のことを忘れてしまっていることを伝えている




だから、付き合っていることを俺が伝えた形になっていると。






伊｢ぁ、だいちゃ｣
















有｢うゎ、最悪...｣









シーンと静まりかえる楽屋






"最悪"






そう発した当の本人は淡々と荷物の整理を始めた。






中｢...ねぇ大ちゃん、俺と伊野ちゃん付き合ってるって雄也から聞いたんだよね？｣




有｢うん。｣




中｢想ってるひとが目の前で侮辱されて黙っている人いるかな。｣




有｢は？｣




中｢だから、｣




有｢俺、侮辱なんかした？｣





あ、やばい




ゆうとがガタンッと立ち上がり○○くんの元へ歩み寄る。






｢ゆうと、ほら、○○くん混乱してるんだよ。ね？○○くんもメイクしてもらってきな。｣





有｢あんま楽屋でいちゃつくなよ、男同士とか俺、無理だから。｣






一言吐き捨てるように言い残して楽屋をあとにした有 岡くん。






嗚咽が聞こえてきて振り返ると顔を両手で覆って泣く伊野尾くん。





○○と圭人が必死でなだめている





山田はもうポカーンとしちゃって





ゆうとは怒りでワナワナと震えていた。

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