181。存在 ページ1
「結局、２時間いたね。」
先に部屋に入ってそうつぶやく大きな背中を見てたら、妙にそうしたくなって、
何も言わずに近づいて、その背中に抱きついた。
「おっと。びっくりした。」
そう声を上げると、前に回す私の手の上に潤くんが手を重ねて、
「どうした？」
って優しく聞いた。
何も答えないでいたら、
「緊張してた？」
って優しく言いながら、指に指を絡める。
「私、潤くんを幸せに出来てる？」
ってちょっと不安になって声に出すと、
「へ？」
って驚いて、
「ふふ。」
って優しく笑うと、
私の手を浮かせて私の方を向き、視線を合わせた。
優しく見つめる大きな目に、胸が熱くなる。
私はこんなに幸せだから。
会うたびに、もっとの幸せを潤くんは与えてくれるから。
私に、何が出来る？
そう思いながら、見つめてると、
おでこに優しく唇が触れて、ふわっと抱きしめられた。
「なんで、不安になっちゃうかなぁ。よろしく言われ過ぎたね。」
そう言う潤くんの胸元に顔をうずめて小さく横に振る。
「この間、Aの家で目が覚めて、料理してるAの存在を感じられた時、
俺、幸せってこうゆうことだって思ったよ。」
「物とかじゃなくて、一緒にいる時間の長さでもなくて、存在なんだよ。」
「Aがいてくれればいい。」
「立石も、翔さんも、俺見てて、そう思ったんだよ。」
「だから、どうかそばにいてやってね。っていうよろしくなんだよ。」
そう言うと体を離して、
涙目の私を見て優しく笑って、
覗き込むように見ながら、
「俺を、これからもよろしくね。」
って言った。
鼻をすすって、
「こちらこそ、よろしくお願いします。」
ってちょっと震えた声で言うと、
「その言葉はやっぱり俺への誓いの言葉でしょ。」
って優しく言う。
そして、私の手を取ると、
「今日の俺の幸せはAを可愛がることだから、よろしくね。」
って手の甲にキスをして楽しそうに囁いた。
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まるこ(プロフ) - Rin.Mさん» のんびりまったりしてもらえて嬉しいです！！また、コンスタントに更新出来るよう頑張ります(^_^) (2015年5月18日 18時) (
レス) id: 97787a6ed9 (このIDを非表示/違反報告)
Rin.M(プロフ) - のんびりまったりいい気分にさせてもらいました！！！ほんとーにこのお話は最高ですね！！いやされます...！！次の更新もまってます！気長に書いてくださったらうれしいです！ (2015年5月18日 17時) (レス) id: 6fc13a7e0e (このIDを非表示/違反報告)
まるこ(プロフ) - Rin.Mさん» (T_T)温かいコメントありがとうございます！次はまとめて更新予定です！！待ってて下さいっ！！ (2015年5月13日 16時) (レス) id: 97787a6ed9 (このIDを非表示/違反報告)
Rin.M(プロフ) - 気長に更新待ってるのでのんびり書いてください！！まるこさんの書くお話ならなんでも楽しめます！！ (2015年5月12日 16時) (レス) id: 6fc13a7e0e (このIDを非表示/違反報告)
まるこ(プロフ) - Rin.Mさん» いつもコメントありがとうです。更新するモチベーションになってます(*^-^*) (2015年5月8日 22時) (レス) id: 97787a6ed9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるこ
| 作成日時：2015年4月30日 17時
