相方くん (ページ7)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:14,283 hit

. ページ7

.
ゆうたside

＿＿＿＿＿あれ、なんか名前呼ばれた？!

Aを待っている最中。呼ばれた気がして、慌てて声のする方に目をやれば

「……あー笑」

案の定やまとの声だった。

なんだ、Aも悠馬も一緒にいるじゃん。

『ん！ゆーたーーー！』

「おいAも大飛も声デカいんだって、」

二人揃って「それほどでも〜」なんてやってる。褒めてないんだわ。

やま「噂をすれば優太くんじゃないですかー」

「おー。３人一緒だったんだ」

『偶然会ったんだよ〜。ね？』

ゆま「……えー、

Aマジで優太と行くんだ」

やま「だから嘘じゃないって言ったじゃん！」

いや目が怖いわ、悠馬。知らなかったのかな。

「え、今さっき知った感じ？」

『優太と行くこと、ちょっとノリで秘密にしてた笑』

ゆま「うわなんか気まずいわー笑
……楽しんでおいで」

(いやこっちが気まずいわ！と小声で言えば、大飛に小突かれた。)

『悠馬もね！
……わたしのこと見つけても声かけちゃダメだからねー笑』

ゆま「ハイハイ」

「じゃあなー、ごめんな悠馬ー」

『ばいばい〜』

……ところで、

隣をとことこ歩いているAさん、

いつも以上に可愛いです。

「浴衣似合うなーお前」

『優太も毎日浴衣でいいよ笑』

「あっ、それ私服ダサいって言ってるだろ！！！」

あはははは！と楽しそうに笑ってくれて一安心だ。

ふと、まだ相手を待っている悠馬たちの方に目を向けた。

……そんな悲しそうな顔するかなあ、

悠馬。

.

やまとside

やま「……お前別の子と約束してるんだよね？」

優太とAが歩いているのをいつまでも目で追っかけてる悠馬。

……こいつ、いつになったら自覚するのかなー！？

ゆま「いいなあ、優太」

やま「ねえお前さ、」

ゆま「あ！東雲さん」

……前言撤回。

東雲さんめちゃくちゃ美人でした。この上Aも好きとか絶対許さないわ、俺。

.