あっっっっちゃん！！！！！ (ページ28)

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『あの、

編集。

今日一緒にやっていただくことは可能ですか？』

「……実はね、俺も誘おうか迷ってた笑」

あっちゃんの言葉に、ぶわっと体温があがる。

つい口にしてしまったお願い。
まさかOKが出るなんて思ってもみなかった。

『えええいいんですか！？』

「うん、荷物持って帰ってきてるし！」

後部座席に置いたリュックを指差す。

「まだ５時半だもん、いっぱい編集できる」

『え本気！？』

「え冗談！？」

『いや本気です』

「本気じゃん笑」

あれよあれよという間に、あっちゃんのマンションに連れてこられた。
いいんでしょうか。

『わーロビー綺麗、天才。あー住みたい！』

憧れのタワマンに、感動が止まらない。

『お、お邪魔します……おおーっ』

すんなり自宅に通された。
……いいんでしょうか。

「汚くてごめんね〜」

『絶景じゃないですか！てか部屋めっちゃ綺麗！動画で見たまんま！！』

「テンション上がりすぎ笑」

『よし、じゃあ早速編集伝授、お願いいたします』

「はいよ〜」

部屋に上がったのもつかの間、お互い手には既にパソコンを持っている状態だ。仕事大好きか。

「適当にその辺座ってね、
はいお水」

『ああすみません、ありがとうございます』

「あ、ねえ、
そろそろタメ口でいいよ？」

『いやだめです』

「お願いします」

『……はい。あ、"うん"？』

「敬語だと距離感あるから……」

躊躇いがちにお願いするあっちゃんが、反則級に可愛い。

「慣れてきたら、ね？」

その言葉に頷いたら、

あっちゃんは「よろしい」なんて言って、パソコンに向き合った。

それを合図に、しばらくお互い編集に集中する。

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『あっちゃん、』

「ん？」

『ここの繋がりが難しくて＿＿＿＿

教えて？』

「了解です」

『ねえあっちゃんが敬語になってるじゃん！笑』

「ごめん笑

ここはね、＿＿＿＿」

『ああやっぱ天才だ。
ありがと』

「ううん。」

そう言って、ケタケタ笑うあっちゃん。

『なんで笑ってんの〜？』

「なんか、やっぱ敬語じゃないと仲良くなれたみたいで嬉しい」

『……！』

率直な言葉が嬉しすぎて、言葉が出なくなった。

「Aちゃん？」

『あっちゃん』

「え？」

『あっちゃん！』

「はい！」

『あっっちゃん！笑』

「え！？なに！！！」

『なんでもないでーす』

「えーー！笑」

照れ隠しに、

生産性のないやりとり。