◇融合◇ ページ38
「あの方が
“柱”に加えて“耳飾りの君”と“謎の術を使う柱”を殺せって言った気持ち
すごくよくわかったよ」
『なｯ……！？』
そこには、斬った筈の頸と列車が一体化したソイツの姿があって。
「存在自体が何かこう、とにかく癪に障ってくる感じ」
そんなまさか、あの一瞬で列車のことを取り込んだの…？
いや、上弦でもない限り、それは無理よ。
……………！
『じゃあ、“この列車が本体”になった……？』
「君は勘がいいね。
そう、君達がすやすや眠っている間に俺はこの汽車と“融合”した！
この列車の全てが、俺の血であり肉であり骨となった…つまり、
この汽車の乗客二百人余りが俺の体をさらに強化するための餌、そして人質」
『ｯ』ﾋﾞｭﾝ
くそっ、斬ろうとしてもすぐ逃げるし、何より本体じゃないから意味ないじゃない。
なんて鬼なの……。
「ねぇ、守りきれる？君達だけで」
『守るために私達が来たんだ！』
「ふふふっ」
炭治郎が再び斬りかかるも、その攻撃は空を切った。
『炭治郎！私、中にいる人たちを守るから！！』
「わかった！」
守らなくちゃ。
眠っている人たちが吸収される前に。
『氷の呼吸 陸ノ型 冬雨』
冬雨のように細やかな斬撃を広範囲に入れて吸収を防ぐ。
意外にも、この塊には個性が通用するようだった。
煉「A！」
『れ、煉獄さん！』
よかった、煉獄さんが起きてくれて…。
煉「どういうことなのか、手短に話してくれ」
『はい、鬼がこの列車と融合しました。下弦の壱です』
煉「そうか、よくわかった！
Aは竈門少年と共に鬼の頚を斬ってくれ！俺は後方五両を守る！」
『え、ひとりでは…』
煉「竈門少年を頼んだぞ、A！」
『あっ…！』
大きな音をたてて去っていく煉獄さん。
うん、やるしかない。
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ぬん(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！もっとのびていい作品！！応援してます🔥 (1月23日 10時) (
レス) @page39 id: 69c6908195 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 煉獄さん生存希望します！これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年1月31日 17時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
はし(プロフ) - 氷翠さん» あっっっっっりがとうございます！これからも頑張って更新していきますね。よろしくお願いします！ (2019年10月15日 21時) (レス) id: bcfbdba365 (このIDを非表示/違反報告)
氷翠 - すっっっっごく面白いです！更新ファイト！ (2019年10月15日 15時) (レス) id: 3797fcfa5c (このIDを非表示/違反報告)
はし(プロフ) - ASUKAさん» あ、あああ、ありがとうございます！！これからもっと語彙力つけて面白いお話になるよう頑張りますので、何卒よろしくお願いします！ (2019年10月12日 21時) (レス) id: bcfbdba365 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はし | 作成日時：2019年10月5日 22時
