あたしの声、聞こえる？２

お向かいのお姉さん ページ40

「でね、彼、すごく優しいんだよー照
ついつい朝まで付き合わせちゃって。
ふふふっ。
あーもう好き過ぎるー！！！！」


同僚「……はい、はい。
今日、これで３８回目なんだけど、その話←
やさしいねー、あたし。
こうやって聞いててあげて！」


わかってるよ、あんたが優しいのは！

「でも、今はキュ…」

はっ！名前はトップシークレットなんだった！焦

誰に聞かれてるか、
わかったもんじゃない！！

「か、彼が優しいって話でしょー」

同「あぶないなー苦笑
心の声は止められないの？」

そ、そこまで考えてなかったっす
…凹


??「ふふっ」

ん？誰かに笑われた？

同「あっ、申し訳ございません。
お疲れ様です苦笑」

そこにはお向かいのメーカーさんの方が。
それはもう、キレイなお姉様で。

お姉さん「お話し中、申し訳ございません。
この伝票なんですけど…」

…同僚と仕事の話をしてる。

あそこの化粧品使ったら、
お姉さんみたいになれるのかな…？
とかうっかり思っちゃうほど、
憧れの方なんだよね。

姉「Aさん、最近ますますキレイになりましたよねー。」

あれ？急にあたしに話しかけてくれた焦

同「えー？そうですか？
今まで以上にだらしない気が…」

同僚…失礼だぞー(ニコ)

姉「そんな、そんな！
だらしないなんて！
いいことあったのかなーって思ってて笑」

「あ、ありがとうございます照
最近はなんかツイてないこともあるんですが、
人生楽しく生きてます…」

姉「ふふっ笑
あ、そういえば…
この前も変なクレームの方
いらっしゃいましたよね…
あれは見てて、驚いちゃいました！
ちょっとナイですよね。」

「あ、ご覧になってましたか…凹」

姉「結構派手に騒いでいらっしゃいましたから…
私だったら、ついついケンカ売っちゃいそうです苦笑」

「あー…本当にあの時は辛かったです…凹」

姉「あっ、すみません。
落ち込ませるつもりじゃなかったんですが…焦」

同「大丈夫ですよー！
今日は浮かれててうるさかったので、
少しくらい落ち込んでくれた方が静かでいいです。」

うるさかった！？
確かに今日はずっと…
…のろけてたよね笑

うらやましいなー→←突然、決壊

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