あたしの声、聞こえる？２

あなたを待ってた…？ ページ33

ようやく、仕事終了。

…今日も辛かった涙
こんなんじゃなかったのにな。

向いてないのかな…凹


駅に向かって歩いていると、
目の前に人が。

気持ちが下向きだからって、
下ばっかり見て歩いてたらダメよね凹


と、思って前を見てみると、
普通っぽいサラリーマンさん…

男「あのー…この辺で
おいしいご飯屋さんってありません？」

あ、あたしに聞いてるのか。
あたしが知ってそうに見えるのか！
なんて幸せな目をした人なんだ。←

「あー、ごめんなさい。
ちょっとわかりません…」

避けてすり抜けようとしたのに…

男「あー…
それでは、一緒に行きましょう！」

急に腕をつかまれた。


それでは…って！？

「ちょっ、待って！痛い…！」

あーもう、なんでこんな時に！

この道も、いつもならもっと人がいるのに。
今日に限って、誰もいない…

あぁ、時間が遅いからか…

どうしよう。

「ちょっと怒！
離してくれませんか？
あたし帰りたいんですけど！」

グイグイ引っ張られるから、
足がもつれて、
思いっきりコケちゃった。

…痛い…涙
てゆーかストッキング伝線してるし。
今日おろしたばっかりなのに涙

いやいや、血が出てますから！


男「あなたが素直についてこないから、こんなことになるんだ！」

…はぁ？
あたしのせい？
へっぽこリーマン←は何故か逆ギレし始めた。

男「ほら、早く立って！
俺はあなたを待つように言われて…！」

「あたしはあなたなんか知らないです！
もう帰りたいんです！
離してってっば！」

てかここはどこだって！
あたしは駅に向かってたのに。

「もう！離せーーー！！！」

男「ちょっ！暴れないで…」

もう気にしてる場合じゃない！
とにかくあたしを早く開放してくれ！

いつまで腕を掴まれなきゃいけないのさ怒！

暴れまくってやる！
日頃の鬱憤を晴らすためにも！←

「やーめーろー！！！」

男「静かにしろっ…！」

サラリーマンは、あたしを殴ろうとしてるみたい。
あー、ヤバイかな？

腕、振り下ろした。

ヤバイ……！

目をぎゅっとつぶった。

まさかの登場→←休憩終了！

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