あたしの声、聞こえる？２

ため息 ページ31

はぁ…

やだな。

はぁ。


「ちょっと、あんた幸せ逃げるってば。」

顔を上げると同僚。
心配してくれてるみたい。

「おつかれさま…
はぁ。」

すみません、ちょっとまだ立ち直れません泣

同「さすがに、あれはないね苦笑
落ち込むってより、
なんかダメージが…」

そうそう…凹

「気にしてないから大丈夫だよー(棒読み)」

そうなんです、
先程お客様にブチ切れされました。

いーや、あたしのミスなら怒られても仕方ないけど。
でもちょっと特殊なケースで。

同「人に頼まれた買い物で、
間違えて買ったのは自分なのに交換しろって。
そんなのできないって。

てかあんたの対応も間違ってなかったと思うよ？」


「うちとあそこのメーカー間違えるなんて、
ホント奇跡だと思うんだけどね苦笑」

同「まぁ、百貨店側も、
仕方ないって言ってくれてるし、
気にしないでいいと思うよ。
運が悪かったというか…
あんたが当たってなくても、
結果は同じだったよ」

皆さんにそう言ってもらえるけど、
やっぱり落ち込むよね…凹

「この前のこともあったし…
あたしなんか最近、だめだな。」

ほんとに、幸運使い果たしたのかなって
そう思いたくなるくらい、
いいこといっぱいあったし…
シワ寄せ…かな。

はぁ。

同「そんなことないって。きっと大殺界とかそういう系じゃない？」

「大殺界…凹
あとどのくらい続くんだ…」

同「あっ、ごめん、失言だったね…」

珍しく焦る同僚。

「ふふっ笑
気にしないで…
あたしは大丈夫だから…苦笑」

ごめん、あんまりフォローになってなかったね苦笑
同僚が落ち込んでる…

同僚のせいでもないのに。。

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