爆豪勝己の爆発的恋愛物語 (ページ6)

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episode5 ー真実ーページ6

『勝…己…』

｢お前の『なんで、なんで勝己がここにいるの？私のお母さんとお父さんは一体、どうして…』

勝己が話終わる前に私は話しまくった。

｢いいか、落ち着け。｣

いつもより、妙に静かな勝己の声で私は落ち着きを取り戻した。

｢詳しくは知らねぇけどよ…｣

ー爆豪視点ー

お前を家に送ったあと、俺は帰ろうとした。けど、突然お前の

『いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ！！』

って声がここら辺一体に響いた。…嘘じゃねぇわ。

んて、何事かと思って俺はお前の家に引き返した。そこで見たのは血塗れのお前の両親と、気絶してるお前だった。そして、もう1人。
気味の悪ィ手をつけた男。そいつは俺を見て言った。

｢あれ、やっとAを手に入れられると思ったのに…やっとAの両親を殺ってあとは攫うだけだと思ったんだけどなぁ、そうかそうか…まだ護衛がいたのか。｣

そいつはガリガリと自身の首をかくと、｢黒霧｣と小さく呟き、｢またな、Aの護衛の男の子…｣と言い残して去っていった。

俺は訳が分からず呆気に取られていたが、とりあえず警察に連絡した。

するとあっという間にヒーローやら警察やら救急車やらがやってきた。…お前の両親は、その場で死亡が確認された。

その後にお前が救急車に乗せられ、搬送されていった。俺は警察の事情聴取を受けた。だから今と全く同じ話をしてやった。

ー爆豪視点終了ー

｢…そんで、やっと終わったから俺がここにいる。｣

そんな… つまり、

『私の両親は何者かに殺された、ってこと…？』