甲斐隼人の勉強 ページ3
ーある日の出来事その3ー
(今回は甲斐くん視点で書きます。)
だりぃ…。
俺には、あと2週間後の定期試験が迫っていた。
かといって勉強する気も起きねぇ。
でも、今回の試験は進路の為にとても重要な物だった。
「ちっ…」
里見や中尾などのメンバーとでも勉強するかと思ったが、なんだか馬鹿にされるような気がして腹立った為、やめた。
今日の放課後は大人しく勉強でもしてやるか、と思いトイレから出てき、教室へ戻った時。
Aが居た。
「あ、甲斐くん！よかった、まだ居た！」
Aは、俺の姿を見ると急いで駆け寄ってくる。
「おう。居たけど。お前もいたのな。」
Aは何故教室に居たんだろう？と思いまじまじとAを見つめると、
「あ、あのね… 甲斐くん、あたしに勉強教えてくれない？」
Aは照れたように俺に言ってきた。
まじか。それは願ってもない話だ。
特に断る理由もないし、そもそも恋人であるAのお願いなんて、断る方がおかしい。
俺は、即OKした。
すると、Aは嬉しそうに笑って、
「ありがとう！甲斐くんのこと待っててよかったよ〜」
なんて自然に言った。
つか、こいつ俺の為に待ってたのか？
嬉しすぎだろ…
俺は嬉しさで緩みそうになる顔を必死に普通の顔にしようと耐えながら、Aと共に近くのファミレスへ向かった。
どこかわからないのか、と聞くと、「わからないところがわからない。」と言われてしまった。
Aって意外と馬鹿なのか…
と、ギャップを感じていると、Aは不安そうに俺を見つめて
「ご、ごめんね… あたし、バカで…」
申し訳なさそうに謝ってきた。違う。謝る事なんてねぇ。
「多少馬鹿な方が教えがいもあるし、お前は馬鹿でも可愛いし、そんな所も好きだ。」
俺は、Aの不安を取り除いてやりたくて、勢いのまま思っていた事を言った。
言った後で、自分が最高に恥ずいことを言った事に気づいたが、Aが嬉しそうに笑ったので良しとしよう。
その後、俺らはちゃんと勉強した。
Aのおかげで随分捗った。
(「俺らが後ろの席に居るのも気付かず2人でラブラブしやがってよ！」By 中尾&里見)
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21ひかゆづ(プロフ) - 寄桜さん» おお…いいですね、ありがとうございます！ (2019年3月15日 12時) (
レス) id: 689bd3d6f4 (このIDを非表示/違反報告)
21ひかゆづ(プロフ) - summer1374さん» なるほど！わかりました、リクありがとうございます！ (2019年3月15日 12時) (レス) id: 689bd3d6f4 (このIDを非表示/違反報告)
寄桜 - いつも更新を楽しみにしています。リクエストなんですが、狂愛系な甲斐くんのお話を読みたいです！ (2019年3月3日 3時) (レス) id: 20396adf8a (このIDを非表示/違反報告)
summer1374(プロフ) - リクエストなんですけど、ナンパされた主人公を助ける甲斐くんが見たいです (2019年3月2日 23時) (レス) id: 41899e9978 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - このドラマ大好きなのであと大好きな涼太君が出てるので最高です (2019年2月1日 20時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：21ひかゆづ | 作成日時：2019年1月31日 15時
