桃色ストーリー 3 (ページ36)

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　川「全部」

　ト・夏「「ヒュ〜！！」」

　田「言うやんか〜！！」

　ぜ、全部…？？
　隣からの視線が気になるけど
　ど、どゆこと…？

　河「いや、そんなんあかんわ」

　山名「おっぱいやないの？」

　秋「堂々と言うなエッチ坊主〜！」

　川「お笑いやってるAが好きやな」

　濱「そういうことかいな」

　稲「ややこしっ！」

　お笑いをやってる、私…
　芸人の私、ってこと？

　山内「でもあいつ、普通でおるときも
　なんでそんなことするん
　って思うくらいオモシロイねんなぁ」

　河「あ〜！分かるわぁ
　根っからの芸人みたいなとこあるよな」

　山内「普通にしてたらモテてたと思うねん」

　濱「それ今Aちゃん見てたら怒るで」

　山内「A、許して」

　濱「可愛く言ってもあかんわ、気持ち悪い」

　夏「普段のAはどうなん？」

　なっちゃんが酒を片手に
　終始ニヤニヤしよる
　こういうときのなっちゃん、ベロンベロンやねんよな

　水「仲ええやん」

　川「可愛いし、好き」

　山名「おっぱい大きいしな」

　川「うん、大きいから好き」

　秋「またアホの子みたいなっとる〜」

　テレビの向こうは盛り上がっとるけど
　こっちはドキドキしっぱないやねん
　そのままエンディングになったし…

　隣をチラリと見ると
　めっちゃこっち見てる

　な、なに言おう

　『………えっと』

　何を言えばええか分からんし
　なんかめっちゃ恥ずかしいし
　柄にもなくモジモジしてまうわ

　そんな私を見て賢ちゃんは
　ンフフ、と笑ったあと

　なぁ、Aって呼んできた

　見上げるとちょっと真剣な顔の賢ちゃん

　『ど、どうしたん…？』

　ほんの少しの沈黙の後

　

　川「…Aはいつ戻ってくんの？」

　『…！！』

　真っ直ぐに、賢ちゃんが見てきた

　