桃色ストーリー 3 (ページ33)

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　川「…ちいこーく下に
　惚れてるところも
　って書いてあんねん」

　ほらって見せると
　確かに小さく書かれとる
　おい、この字

　水「これ夏貴の字やろ」

　夏貴を見るとしてやったりの顔
　やっぱりな

　夏「それは知らんなぁ」

　山内「いつの間に書いたん」

　河「コソコソしよると思っとってん」

　稲「酒入るとなんでもありやねん、この人」

　へへへと笑う夏貴やけど
　賢志郎もちょっと困っとる

　そういう事はあんまり言わんようにしとる
　それは夏貴もよー分かっとると思ってんけど
　多分あいつは賢志郎がどう出るか楽しんどるな

　水「まず最近の思い出って何？」

　川「最近かぁ〜！
　一緒にラーメン食いに行った」

　河「それだけ！？」

　川「だって忙しいねん、あっちが！」

　夏「いやいや、和牛やって忙しいやんか」

　秋「でも二人よーロケ行っとるやん」

　水「せやねん、俺もAと行きたいのに」

　田「あれなんでなん？」

　夏「視聴者様からのご意見多数らしい」

　川「そんならしゃーないわなぁ！」

　水「ありがとうございますぅ」

　山名「確かに水田とやるより癒やされる」

　水「どういうこっちゃ！」

　確かに俺はAとのロケ少ないんよな
　またスタッフにお願いしよ

　そしたら山内がすっごい真顔で
　うーんって言い出した

　秋「どうしたん？」

　山内「Aがラーメン食うの遅ない？」

　濱「どこツッコんどんねん」

　川「すすらへんやろ、あいつ」

　山名「いっぺん見てみたい！すするとこ」

　そしたらトキがカメラを真っ直ぐに見て
　超真顔になっとる

　ト「よし、A！すすれ！」

　田「何言うとんねん」

　ええ感じに流せたけど
　次なんよなぁ……

　悪魔がニヤニヤしよる
　絶対企んどる、確信犯や

　夏「んで〜？好きなところは〜？？」

　河「なんちゅー顔しよんねん！」

　山内「惚れてるとこは？」

　濱「なんでそんなにがっつくねん」

　賢志郎も笑いながら酒飲んどるけど
　どうするんやろ

　