Aぇ family (ページ9)

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敬「おぉ〜、おはよう。もう出来るからみんなのご飯並べといて〜！」
いつも配膳は俺らの仕事。目が見えへんよしくんのために、よしくんにはお盆を使って毎回同じ位置に置くようにしてる。
晶哉のご飯は、噛んだり飲み込んだりしやすいように1口台に切ってある。晶哉の座位保持椅子の隣は誠也くんで晶哉に食べさせてくれてる。でも最近中学生になった晶哉は、
リハビリとか学校の訓練の時間にスプーンやフォークを持つ練習をしてるらしいから、晶哉専用の握られへんくても手から離れないものを用意しておく。

並べ終わったら大晴と二人で待つ。俺らは隣の席。あ、大晴に補聴器付けさせるの忘れとった笑笑まぁええか。

健「ﾄﾝﾄﾝ今日、数学、小テストやろ？
学校ついたら、教えてくれへん？？」
わかりやすいように口いっぱい使って話す。

大「そうやったな、数学なら得意やからええで！」

俺ら2人部屋でもこうして話すことが多いから大晴も口の動きで読み取ってくれる。

話しているとよしくんが来た。よしくんは目が見えへん
けど、家の中はどこに何があるか分かってるから手で壁を
伝いながら進む。ドアからは壁が無くなるから手探りで
テーブルを探す。いつもの事やからちゃんとテーブル見つけられるんやけど、俺はよしくんも大好きやから迎えに行く笑