Aぇ family (ページ8)

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最っ高に楽しいページ8

健side

朝いつものように誠也くんの高い声で起こされた。朝ごはんは食べたいし、何より大晴は俺が起こしたいから起きる。
大晴は俺と同じ部屋。
高校生2人で使うからと大きめの部屋をもらってる。
一応棚で自分らのスペースを分けてるけど、俺らは仲ええ
からほとんど一緒にどっちかのスペースにいる。
自分のベッドから降りて大晴のベッドに近づくと、振動で
知らせる腕時計がブーブー鳴っていた。俺たち2人とも
寝起き悪いから大晴もこんなんじゃ起きん笑笑
補聴器を外した状態の大晴にはほとんど音は聞こえないからびっくりさせんように優しくさすりながら起こす。

健「大晴〜！ｻｽｻｽ朝やで〜！」

大「…ん、？あぁ健、おあよ〜ふぁ〜」

大晴の難聴は補聴器を使えばなんとかコミュニケーションを取ることができるけど、話す時は少しだけ舌っ足らず。
ちっちゃい時から大晴は話す練習をたくさんしてきて
今みたいに話せるようになったんや。双子の俺はその練習に付いてっとって、ずっと隣で見てきた。少々舌っ足らずなのもかわいいんよ笑笑

大晴が起きたから2人で顔洗ってリビングに行く。
敬太くんが朝ごはん作ってくれてた。