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次の週の休みの事だった。
「ちょ、ほんとに成瀬くんのお家に突撃する気ですか?!」
冬華「女に二言はないの、私の辞書に引き下がるなんて言葉はないわ」
この人…本当に強いんですから
「でも…どうやって入るつもりですか?」
成瀬くんのお家は結構大きいし
インターホン鳴らして開けてもらわないと
とてもじゃないけど入れない。
冬華「うーん、普通に窓からよじ登るしかないわね」
「ですよね、よじ登るしか……ってえええ!?!?」
冬華「風磨さんは一度決めた事はやり通す人よ、私たちのことなんて警戒しているに決まっている。」
「…でも私、運動神経そこまで良くなくて…」
冬華「しっかりしなさいよ!!あんたにかかってんのよ!?」
「えぇ!?!?」
私は冬華さんに言われるように、端の壁から登るという無茶な作戦を開始した。
冬華「これは、愛が試されるわね!」
「あ、あい…?」
冬華「あんたの愛よ!!私から男取ったんだから、しっかり落とし前つけてもらわないとね?」
男取ったって言い方…
ていうか顔怖いぃ!!本当にこの人ミスコン!?
「で、でも…私もここで終わりたくないです。」
冬華「…よし、じゃあ行くわよ」
「…!」
今、この恋の最終章が始まる。
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紫雲(プロフ) - 最高なストーリーじゃないですか…!! (2022年4月18日 22時) (レス) @page32 id: 0ba2e60f2f (このIDを非表示/違反報告)
桜夜桜もち - これは…裏で冬華と兄がくっついてたり…?(笑) (2021年6月24日 22時) (レス) id: 54667db88c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セピ | 作成日時:2021年2月19日 1時