夏の終わり恋の始まり。《歌い手》〔Sou〕

名前を呼んで欲しいなんて･･･？ ページ9

＊



『･･･椎名くんは、お祭り毎年来てるの？』



「うん。ほぼ毎年来てるよ！


　去年は風邪引いて来れなかったけど


　それ以外は多分来てるはず！」



『そうなんだー！

私は今年で二回目なんだよねこの祭りw

　あんまり外出ないからw

　椎名くんはインドア派？アウトドア派？』


よし！いいぞ！A！
いい感じで話し続けれてる！


「そう･･･！そうって呼んで！？

　椎名くんじゃなくてさ！」
　

名前っ、呼びっ、だと･･･？

はーどるが高い。しぬ。

嘘。死なない！

こんな事でしんでたら


人生で何回死なないといけないことやら！w


よし！言うよぉー！！


『そっ、そうくん？

　これでいい？』



「そう！ありがとう！


　すっごく可愛い！！」



待って、そんな笑顔で言われたら私が倒れる。
可愛すぎわろたw
てか、えっ、わたぴがかわゆい？？
あーはん？



『えっ、そっ、そんな事ないよ！』



「可愛いもーん！」


もーん！ってなに！？
私をとうとう殺す気！？


家だったらぷしっ！って
なって倒れてるわよ！


あっ、そうくんとAさんか。
なんか気に食わぬ！
言ってみるだけならいいよね！
リア充みたいな台詞！



『そうくん･･･。
　
　私の事も、Aさんじゃなくて

　Aってよんで欲しいな･･･？』


よっしゃ言った！
私勝ち組！！！

「うん！分かった！

　･･･A！」


え？断らないの？
絶対やだっていわれると思ったのに。

そんな事を考えながら、

取りあえず
チョコバナナを買ってから
いぶくんの所に戻ったよ！

花火の前の静けさ。→←そうくんはぴば２！！

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