＊ピーチフィズ＊ (ページ13)

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壱馬 side

小竹さんから作詞して頂いた今回の楽曲

始め聞いた時は「年上女性への恋」をイメージしたって話を聞いたけど

俺が一番に思い浮かんだのはAで

この歌詞に出てくる「女神(アフロディーテ) 」って
Aの事を歌ってる気がして

俺はそのまま歌に想いを込めた

翔吾「あちゃー、これは海青… 結構スゴいねぇ」

壱馬「 … 近すぎんねん」

リップシーンが終わり、時間もあるし気になってダンス組の撮影を見に来たら

陸さんたちがヤバいヤバいと話してる

ふと目を向けると、海青とちょうど撮影をしてて

バックハグされたり、顔を寄せあったりしてる

… どんな振り付けやねん、おい

翔吾「ふふっ、壱馬眉間にシワ寄ってるよ」

壱馬「こーれは… 確かにヤバいな。」

昂秀「俺なんてビンタなのに … 」

つーか、最近またAがオンナになってきて

正直俺もどうして良いか分かんねえ

フェロモン、っていうの？
周りの男たちを惹きつけるような

至って本人は普通にしてるだけなのに

そう、まるで " 制御不能の魔力 " があるみたい

ホンマに … 危なっかしい

…

「ふぅ、緊張したぁ～！」

彰吾「お疲れ、めっちゃ良かった！」

「やましょーさんに褒められた♡ 」

北人「俺たちのアフロディーテが帰ってきた♪ 」

北人は前々からAに対してめちゃくちゃアタックしてる。
きっと誰もが気付くでしょ、ってくらい

もうベタベタするし甘えるし、俺の強敵。

まるで尻尾振ってるトイプードルみたい

「もー… 北ちゃん、くっつかないで」

北人「俺にもバックハグー！」

「私がするの？(笑)」

Aもそれに対して「よしよし」って感じで

本人はどう思ってんのかわからないけど

こんだけ男いて、意識しない訳ないよな…

「わぁ！ウエディングドレス！」

結婚式場でもあるから、控え室の隣にはドレスが沢山あって

Aは目を輝かせて窓に張り付いてる

… こーゆーとこ、女の子やな。

北人「 Aはねー、あのリボンのドレスが似合うと思うよ」

慎「俺あの、マーメイドっぽいやつ」

… Aのウェディングドレス姿、か。

それを見るのはいつなんだろうか
その隣にいるのは誰なのか。

「あのタキシード、壱馬くん似合いそう」

壱馬「え、俺？」

じゃあそのタキシード着るからさ

俺と誓いのキスしようや

なんつって、な

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