Shining Star (ページ24)

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【Jaehyun side】

Red velvetがデビューし、暫く経ちみんなの熱気も冷め始めた頃校内が騒がしくなった。

正確には僕らのいる2年の階。

何かと思って近くにいた友達に聞くと、

「え、分からないの？あのレドベルのホワイトの子学校に来てるんだよ」

「ホワイトって言い方笑」

「Aちゃん、Aちゃん～俺今からベル見に行くけどユノも行く？」

「どこのクラス？」

「それは忘れたけど、俺らの並びだよ」

「行く」

「ユノが女の子に興味あるの珍しいね」

それはAだからね。ずっと会いたくて仕方なかった彼女だし、興味あるに決まってるよね。

「そう？」

何もないかのように返事をした。

会話をしながらAのクラスに行った。そのクラスの人以外はみんな教室の外から見てるから人だかりが凄かった。

僕達もその中に入っていって覗いてみた。

すると見つけた友達がすぐ反応して

「え、え、ベル可愛い」

僕も見つけて思わず声が漏れてしまった。

「あ‥！」

Aは周りの人達に気にすることなく窓側の席で前を見て座っている。

本当は今すぐ彼女の所に行って話しかけたかった。でもこんな大勢が見てる中で話しかけられるはずもなかった。

その時Aが僕らのいる方を見た。ぐるーっと。彼女がこっちを見た時目があった気がした。僕を見た時、あまり表情の変わらないAが驚いたのか目を少し見開いたように見えた。

僕はこのままいたらいけない気がして、一緒に見に来た友達に行って先に自分の教室に戻った。

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