Break down 2

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望side











呆れたって……。









望「でも、俺にどないしろって言うねん。」













西「信じてやるだけでええんちゃう？」











信じるだけで……何か変えれんのか…？










西「Aは、まだ信じてんちゃうか？





のんさん達のこと…。」













望「俺らのこと…？」










西「確かに、Aは、もうジャニーズWESTの事は嫌いになったと思うで。






でも、のんさんなら、いつも傍におるから分かるやろ？」














望「何を…？」














西「Aの手首や。」













手首…？












Aの手首に何かある…？


















望「あ、」














西「分かったやろ。






リストバンドがずっと付いてるやろ。」


















リストバンド…。











そのリストバンドは、間違いなく俺らが誕生日にプレゼントしたやつや。
















7色のリストバンドで、白色の刺繍で






Aの名前が書かれている、









世界に一つだけのリストバンド。














確かに、俺らとの仲が悪くなっても












1度もAは、外してへんかった。

















Aが閉じ込められてた時も、














Aの垂れ下がった手に、













しっかりとリストバンドはついていた。














西「なぁ、もう分かるやろ…。






誰が嘘を付いてるんか。






誰が正しいのか。







誰が間違ってるのか。」













望「……」















西「変な意地とか張らんでええから…。






分かったんやったら、行動に移してくれへんか？







救ってやってくれへんか？













後悔することになるで……。」




















望「後悔……？」















西「うん。











Aの手首から、リストバンドが消えるまでに、












しっかり頭で考えて、行動に移してくれへんか。









のんさんなら、大丈夫。












考えれば分かるから。」


















そう言って、大吾は自販機から缶ジュースを取って













帰っていった。














ごめん、大吾。












今の俺には、難しすぎて…













どれが正解なんか分からへんよ…。

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