紹介してください！ ページ3
寮内にいるA組全員がどよめいていた。
「まっさか爆豪に彼女がいたなんてなぁ！しかもカワイイ！」
「バクゴーああ見えて熱い奴だし、男気あるからなー！」
驚く上鳴と、なぜか誇らしげな切島。
「大丈夫？ばくごうくんに暴力とか...ふられてないん？」
「ねぇねぇ！何て呼ばれてるの！一緒にいる時のバクゴウってどんな感じ！？」
普段の(主にデクへの)態度から心配する麗日と、めったにない恋愛話にわくわくする芦戸。
「すっごい！聖徳太子！」
いっぺんに大勢から質問され話かけられ目を回すA。
「えっとね、勝己は...」
Aが一人一人の質問に答えていく中、耳郎は本人に聞きづらい質問なのか、最も知っているであろう出久にたずねた。
「どっちから告ったの？」
「そ、それは僕が答えていいのかな！？かっちゃんに怒られそうだな、う〜ん」
ブツブツと冷や汗をかきながら考える出久に、耳郎が畳みかける。
「爆豪には黙っとくからさ、お願いだよ！」
「えっえぇ〜絶対だよ！」
ゴクりと出久が唾を飲み、そして、答えた。
「実は、かっちゃんから...なんだよね。」
なぜかその瞬間、現場は静まり返った。
３拍ほどの空白があり
「「「「ええぇ！？」」」」
オーバーリアクションパート３
なぜかAも驚いていた。
「なんで！なんで皆聞いてるの！？っていうかAちゃんは覚えててよ！」
「それがいつ付き合ったか覚えてないんだよな〜」
はっはっはと笑うA。
「「「緑谷！詳しく！」」」
全員が出久の前に正座し始めた。
「はぁ...もうどうなってもいいや。話すね？中学校の時なんだけど...」
いつも騒がしいＡ組がこの時は全員口を堅く結んで聞いていた。
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作者名：hanaka | 作成日時：2017年7月8日 15時
