【ヒロアカ】かっちゃんの幼馴染の彼女だったら・・・？ (ページ2)

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私が来た！！！ページ2

少女は元気にガッツポーズをかかげ叫んだ。

「私が来た！！！なんつって笑」

雄英の広大すぎる寮を目前にして、Aは目を回していた。
「すっげ!!でも裏からって言われても、こんな広いんじゃ裏なんかわかんないよなぁ。」
爆豪の手短に伝えられた電話では、どこから入ればわかるわけもないのであった。

「外には人っ子一人いないや。」
誰か知り合いでも居ればと思い寮の中をのぞいていると幸運なことに緑色のもじゃ髪をした少年を見つけた。

「いずく！？」
「えぇえ！？Aちゃん！？」
二人とも目を点にして驚いていた。

「なんでAちゃんがここに...っていうか中入りなよ！」
二人は窓越しに会話していたので、中に入ることを進めた。

「ひっさしぶりだな～！見たよ体育祭！いずくあんなに強い個性持ってたんだな！」
「えへへ、Aちゃんも士傑高校に入ったんだよね！すごいよ...あ！今日はどうしてここに！？」
厳しすぎる雄英バリアも抜けてなぜここまで来れたのか疑問で仕方がなかった。

「寮制になってから一度も会ったことなかったからなぁ。勝己が先生ととりあってくれてなんとか今日だけ入れるようになった！」
グーポーズをして笑顔なAを見て、出久は普段の爆豪を思い浮かべ感心した。
「かっちゃんがそこまでしてくれたんだ！やっぱり今でも仲良しなんだね！よかった！」

出久とAが会うのは、中学の卒業以来なので爆豪とAがまだ付き合っているのかわからなかったし、爆豪に聞ける訳もなかったので、その事実を聞いて安心した。

一方寮に遅れて戻ってきたＡ組の大半が和気あいあいと話す出久と謎の女子を見つけた。
「緑谷？誰だそいつ？」
一番にみつけた切島が切り出した。

「ゆっ！雄英の人ぉ～！？？」
その声で後ろに居た雄英生を見つけたAは目を輝かせた。

「お、おう！緑谷、説明頼む！」
今にも動き出しそうなAにたじろきつつ、切島は出久に説明を求めた。

「あ、うん！ごめん！この子はAちゃんって言って、えっとなんていうんだろう、その...」
なぜか出久が照れながら、
「かっちゃんの彼女です！！！！」

「彼女！？！？」

「勝己の嫁です！！！！！」

「嫁ぇ！？！？！」

立て続けにＡ組全員オーバーリアクション。

その頃爆豪は...
「くっそおせぇな...」
時計を見ながら、裏口で待ち続けていたのであった。

紹介してください！→←爆豪の頼み