恋の魔法には期限がある (ページ11)

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萩「完成！！」

鏡に映る自分が自分じゃないみたい

「これ、ほんまに私？」

萩「そうやで！！

でも、Aちゃん元がいいから！！」

ちょっと待っててと言われ鏡の前で待っていると、ドレスアップした萩花さんが戻ってきた

「可愛い！」

萩「ありがとう！」

「じゃあ行こっか」と
手を引っ張られて会場へ向かう

萩「ここから登場した方がかっこいいよね笑」

そう言うと、
会場が見渡せる2階のバルコニーのカーテンを開けた

わぁ、楽しそう

みんな綺麗にドレスアップしてる、、

やっぱ騙されてたんやと改めて痛感した

萩「私、先行くから呼んだら来てね！」

そう言って、
萩花さんは警備員さんに耳打ちをした

音楽がガラリと変わってスポットライトが萩花さんに当たる

萩「この度は兄のパーティにお越しいただきありがとうございます。

私は妹の藤井萩花と申します」

萩花さんがお辞儀すると
たくさんの拍手に包まれる

藤井様も優しい目で萩花さんを見つめている

萩「ここで私から皆さんに紹介したい方がいます

私のお友達ですので優しくしてください」

その言葉に会場もざわつき

藤井様や重岡様達も驚いた表情をしている

萩花さんと目が合って
" 来て " と口が動いた

ドキドキしながら萩花さんの横に並ぶ

私が登場したことによって
会場がまたざわつく

「恥ずかしいっ」

小声で萩花さんに助けを求めるけど

萩花さんは「大丈夫」の一点張り

萩「では、パーティを再開してください」

萩花さんの言葉で音楽は戻ったけど
会場のざわつきは収まらない

その時、

流「萩花、その方は？」

藤井様が至近距離にやって来た

萩「私の友達だってば！」

流「いや、それは分かってるけど

あなたの名前は？」

「えっと、、えっと、、」

助けを求めて、また萩花さんを見る

萩「シンデレラガールよﾆｺｯ」

シンデレラ、、