満月の夜に。2 Daiki

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聞き慣れたイントネーション











同じ関西人？？












？「えっと、、地図開いてますけど何か探してはるんですか？




まぁ言うても、俺らも今日東京来たからあんま分からんけど笑」









3人の中では割と小さめの人が私にそう尋ねた












「あ、えっと…」












観光の人なら聞いても分からんかな…









でも、一応…






「あの！！重岡大毅くん知ってますか？？」













？「え？！重のこと知ってるん？！」









え！この人達、大毅のこと知ってる！！









？「そういえば重ってここでも人気者らしいなぁ！」








？「他校にもファンクラブがあるほどらしいで笑」









？「そうなん？！俺もどっか大学入ればよかったぁ！

ファンクラブとか羨ましいわ！笑」














3人の男の人達は盛り上がる








「あ、あの…？」












？「あ、ごめん笑」














「重岡大毅くんの家とか知ってますか？？」













？「知ってるけど…教えてええもんなんかな？」









？「君、ファンの子？」













「いや、、ファンとかやなくて…」













そう言うとその男の人達は驚いて、また会議を始めた。









？「ファンではないって言ってるけど？？」









？「いや、わからんで？？笑」









？「でも、この子も関西弁っぽくなかった？


もしかしたら、なんか用があって東京に来たんかも知らんで？」









？「聞いてみよ」














？「俺ら今から重の家に向かう所やねんけど

重に何か用ある感じ？？」














「はい、会いたくて…



もう１年以上も会えてなくて…」














？「どうする？」




と、男の人達は顔を見合わせた












「お願いします！教えてください！



私っ！大毅に会うために病気も頑張って治したんですっ！！





いつも大毅には会いに来てもらう側やったから…




今度は私から会いに行きたくて…





でも……どこにいるのか分からなくて…ｸﾞｽｯ」














私がそう言うと男の人達は驚いた









？「泣かんといてっ！！



待って！この子分かったわ！！」









？「重の彼女や！！」

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