言えないSOS ページ20
でも、決して私への暴力が無くなったわけではない。
また母に殴られる。
母「あんたねぇさっさと消えてよ」
「……」
母「何か言えよ!!」
ボコッ
「そんなに視界から消えてほしいなら
あんたが消えればええやんか!」
母「うるさいっ!黙れっ!」
「何か言えって言ったんは誰やねん!」
母「いつからそんな生意気になったんや!!」
ボコッボコッ
気が遠くなるまで殴られる。
母「醜い身体ね笑
そんなんじゃ彼氏も出来ないわよ笑」
「誰のせいやねん…」
母「さーね
恨むなら自分を恨みなさい笑
私は何も悪くないんだから。」
" 私は何も悪くないんだから "
それが母の口癖。
母を睨んで部屋に戻る。
カーテンを開けてみれば
隣の流星の部屋に灯りがついていた。
" 辛いんなら俺を頼ってや "
流星の言葉が頭をよぎる。
「…ねぇ流星。
もし、私が助けてって言ったら助けてくれる…?」
1人でそう呟いた。
でも、そんなん自分勝手過ぎる。
流星の事、さんざん避けてたくせに
「助けて」なんて言えへんよ。
涙が頬を伝う。
自分の居場所はどこなんやろか。
次の日
いつものように登校した。
彩「A〜!!
今日楽しみにしててな!!」
「え?楽しみって何を?」
絵「まぁそのうち分かるって〜!!」
はてなを頭に浮かべながら2人を見つめた。
2人とも楽しそうに笑ってる。
その時の私には2人がよく分からなかった。
でも、ちゃんと言っておくべきだったと後悔した。
" 私、望君のこと諦めたよ " って。
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ももち(プロフ) - ブルチャンさん» そう言ってもらえてほんまに嬉しいです!たくさんこの作品を愛してください! (2018年8月15日 7時) (レス) id: 48329d8a3d (このIDを非表示/違反報告)
ブルチャン(プロフ) - コメント失礼します。最後の言葉、凄く胸に刺さりました。言葉に上手く出来ないんですが、すごく感動しました。胸にストンッと入っていくような、。何か嫌な事があったら、またこの作品を読みたいと思います。 (2018年7月7日 18時) (レス) id: e95b0b5b05 (このIDを非表示/違反報告)
ももち(プロフ) - じゅはさん» コメントありがとうございます!これからも頑張りますので応援よろしくお願いします! (2017年10月14日 10時) (レス) id: 270eb75ea3 (このIDを非表示/違反報告)
じゅは(プロフ) - まさか流星落ちだとは思ってなかったです!!悲しさの中にある幸せが見えて大好きな作品です。お疲れ様でした!! (2017年10月10日 3時) (レス) id: e5acd193e5 (このIDを非表示/違反報告)
ももち(プロフ) - 黄色緑色濃いめの虹色ジャス民さん» コメントありがとうございますっ!!感動していただいてめっちゃ嬉しいです!! (2017年10月8日 22時) (レス) id: 270eb75ea3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ももち | 作成日時:2017年9月21日 20時