4 ページ4
それからしばらく話して、同い年やから敬語は無しになった。
「門限とか大丈夫なん？」
『私の門限は夜の12時！
シンデレラ見たいやろ？笑』
「せやなぁ笑」
『重岡くんは？』
さん呼びからくん呼びになった。
「俺は何時でも大丈夫や！男やから笑」
『そっか笑 羨ましい！』
「Aちゃんも女子にしては門限緩い方ちゃうの？」
『かもね笑
門限が緩いっていうか〜こっそり抜け出して来てるだけやねんけどな笑』
悪戯に笑う彼女の顔にまた胸がドキッとした。
ふと、携帯の時間を見れば23時47分だった。
「そろそろ帰らなくて大丈夫？」
そう聞けば、彼女は立ち上がった。
『じゃあ、私はそろそろ帰ろっかな！
12時までに帰らんと魔法が解けてまうからね！笑』
「魔法って笑
シンデレラ、お送りしましょうか？笑
って俺、こんなキャラちゃうし！笑」
『ふふふ笑
結構でございますよ？王子様！笑』
2人でケラケラ笑い合った。
「なぁ！次はいつ会える？」
俺はそんな事を聞いていた。
『ふふふ笑
いつでもここに来れば会えるよ！』
「じゃあ、毎日来ても会える？」
『うん！
でも、会えるのは夜だけ。』
さっきまであんなに笑顔やったのに、
少し悲しそうに微笑んだ。
「そっか。」
『重岡くんまで悲しそうな顔しんといて？笑
夜ならいつでも会えるんやから！』
そう言って笑ってみせる彼女が
少し無理をしているように見えた。
「じゃあ、今日はこのへんで！」
『うん！バイバイ！』
彼女に手を振ってチャリに股がった。
もう1度、振り返って見れば彼女はもういなかった。
別れてすぐやのにまた会いたくなった。
こんな気持ちになったんは初めてや。
きっと、俺は恋してる。
満月の夜に出会った君に。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 156人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すーちゃん - 続編希望!!!!!!! (2017年8月24日 16時) (
レス) id: 2fbc5065a0 (このIDを非表示/違反報告)
桐山ぽいふる - 続編希望しますー！ (2017年8月23日 13時) (レス) id: e44adce25f (このIDを非表示/違反報告)
ゆうあ(プロフ) - 記憶よみがえって〜!!(泣)続きがほしい!!この小説読んでずっと泣いてる(泣)記憶ぅ!!ぅわぁぁん(泣) (2017年8月23日 10時) (レス) id: eff4d9d10a (このIDを非表示/違反報告)
ゆーりそ - 続編希望しますっ！ (2017年8月21日 16時) (レス) id: f78ce99eaf (このIDを非表示/違反報告)
てけたん(プロフ) - 続編希望します!! (2017年8月21日 14時) (レス) id: 376e5d4312 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ももち
| 作成日時：2017年8月14日 13時
