ヒロインは私じゃない！！ (ページ18)

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どうしたらええのかさっぱり分からへんかって、大吾にメールした。

『大吾～。7人に告白された。

私、どうすればええかなぁ？』

西『まじか？！

7人のうちを誰を選ぶかはAの次第やで。

Aの心の中にいつもおる人が、
Aの好きな人やで。』

私の心の中にいつもおる人か…

『大吾！ありがとう！

ちゃんと気持ち伝えるなぁ！！』

やっと気付いた私の気持ち。

私はその人の所へ向かおうとした。

愛「A」

「愛美！どーしたん？」

愛美が立っていた。

愛「調子乗らんといてやっ！！」

「へっ…？」

いつもの優しい笑顔の愛美やない…

愛美の顔が怖かった。

愛「ほんまに鬱陶しいねんっ！

昔からずっとずっと！！

私の邪魔ばっかりやん！！」

「え、どういう事…？」

愛「なんで分からへんのっ？？！

昔から7人の目にはAしか映ってへんかった。

なんでなん。なんで私を見てくれへんのっ？

あんたみたいな子より私の方が断然可愛いしっ！！」

ここにおるんは…ほんまに愛美…？

「愛美…。

愛美はいつも優しくて…甘え上手で…」

愛「気安く私の名前呼ばんといてや。

言っとくけど、私は今まで良い子を演じててん。

せやけど、無理みたいやわっ笑

せやから、もう辞める。

あんたの前では素でおろうと思うわぁ～」

「な、なんでっ？なんで今まで演技してたんっ…」

愛「そんなん7人に気に入られたいからに決まってるやん。笑

自分、ほんまアホなん？笑

あんたが告白されてる所、ぜーんぶ見とったよ。

顔赤くしてさぁ！気持ち悪いねんっ！」

「そんなっ…！ひどい…。

そんな愛美は…誰が好きなん…？」

愛「はー？笑

なんでお前に教えなあかんの？笑

まぁしゃーなし教えたってもええけどっ？」

「っ…」

愛「あんたと同じ人が好きやで。」

「えっ」

愛「だーかーら～譲ってくれるよなぁ？Aちゃん♡」

「絶対！譲らへん！」

愛「うるさいっ黙れや！」

そう言って私の髪をガシッと掴んだ。

「痛いっ！！」

?「おい！何してんねん！！」