ヒロインは私じゃない！！ (ページ14)

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モテ期という事に、初めてすぎて混乱している自分がいる反面、浮かれてる自分もいる。

体育の時間も、ずっと上の空。

友1「A？どうしたん？」

友2「それな！うちも、今日のA変やなぁって思ってた！」

「あ、ごめん。話聞いてへんかった！」

友3「やっぱりおかしいで笑」

友4「Aがおかしいんは今に始まった事ちゃうやろ笑」

「ちょい待て～い！！」

友5「悪口はちゃんと聞いてるんや笑」

「当たり前じゃい！！」

友6「A～？なんか、重岡君が呼んでんで～？」

「え？大毅が？」

友1「ええなぁ！Aはイケメンな幼馴染みがおって～！」

友2「めっちゃ羨ましいわぁ！」

体育館の横の扉を見れば、大毅が手招きしていた。

「ちょっと行ってくる～」

私は大毅の所へ向かった。

「大毅何してるん？笑

あんた授業は？」

重「自習やったから抜けてきた笑

Aかって、体育の授業やのにサボってたやん！」

「だって、先生めっちゃ緩いねんもん笑」

重「そうかそうか笑

なら、ちょっと抜けても大丈夫やんな？ﾆｺｯ」

私にとびっきりのだいきゃんスマイルを見せて、腕を掴んだ。

「ちょっと！！大毅っ！！」

大毅に腕を引かれて体育館の裏に連れてこられた。

重「俺さ…」

突然、男らしくなる大毅の顔。

「な、なに？」

重「Aの事が好きやっ！」

「だ、大毅…/////」

重「そんなに驚くことかぁ？笑

俺、結構、好き好きアピールしててんけどなぁ笑」

「え、そうなん？」

重「まぁええわ！笑

Aのそういう所も全部好きやからっ！笑

返事は今じゃなくてええからなぁ！」

「う、うん/////」

重「ほんじゃあ戻ろ！」

大毅に体育館まで送ってもらって別れた。

はぁ…。

ますます授業に集中出来ひんくなるやんけぇ！