叶わぬ恋は人を盲目にさせる【^ra^】

好きが21 ページ23

ここからはend祭りです。ｽｲﾏｾﾝ,,,



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それからと言うものの、特に何もなく。



らだ先生へアプローチをかけるも軽くあしらわれて終わる。



そんな状況が続いていた。



ある日ぴく君と下校していると。



急に抱き寄せられたから、これがらだ先生だったら良かった。と思った瞬間。



ﾄﾞﾝｯ。と鈍い音が響いて、、。そう、人とトラックがぶつかった。



しかもその人は刃物を持っていて、私がさっきいたところを通りすぎていった。



すぐに騒ぎになる。私はなにも考えられなくなって、ぴく君につれられて歩いていく。



pkt「今日はゆっくり休みな、ほんと、災難だね、、」



それが彼が私を家にいれる前の最後の言葉だった。



ほんと、こういうところは気がつかえると思う。



私はクラスの子がトラックにぶつかったことにショックを受けているわけではない。



一歩間違えれば、自分が死んでいたかも知れない事実に恐怖を感じていた。



机におかれていた水を飲む。あれ、なんで机に水が、、？



そしたら急に息が出来なくなって、倒れ込む。



やっとの思いで取った物はスマホではなくて。



そのまま視界は暗転した。







ﾋﾟｰ,ﾋﾟｰ。ﾋﾟｰ,ﾋﾟｰ。



そんな音で私は起きる。すると目の前には父がいた。



tt「起きた、、か、。」



ずっと本を読んでいたらしい。私に気づいて顔をあげてそう言葉を放った。



綺麗に整った顔は物語に出てくる王子さまのようで、こりゃお母さんも惚れるわ、、、と思いつつ



父をキツく睨む。



tt「なぁ、聞いてくれ。」



なによ。そういいかけたが、返事をする前に言われた



tt「お前は、あと1時間、、長く生きれて1時間らしい、、、」



は、？そう声に出した。否、つもりだった。



いくら喋っても自分の声は聞こえない。



tt「それで、、喋れないらしいんだ、、、」



こんなに元気なのに。もう私、死ぬんだ。



そう思うと私はがむしゃらに置いてあったペンと紙をとる。



そうして、あることを書いて半分に折って父に渡す



半分に折った上に書かれていたことを父は読み上げた。




tt「私が死んだら開けて中の文を見ろ。か、、、はは、分かった」



珍しく父は私の事を聴いてくれた。



あのとき、母が私を呼び止めたように見えたのは。



もしかしたら私のように、喋れなくなったからなのかも知れない。



すると私はプツンｯ。と糸が切れたように＿＿＿

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