転生したら仲間は敵だった!?【WT】

40話　抜け出すために ページ41

きんとき視点

Nakamuは順調にみんなを仲間にしているようで安心した。

そろそろ俺のところにも来るのだろうか。

どうしたらこの世界から出られるか考えないと。


欠片をはめたときはNakamuが転生してきたと思っていた。

Nakamuもきっとそう思っているのだろう。

でも情報が多すぎてわかっていないだけだった。






Nakamuは死んでなんかいない。

俺達は存在してなくてもNakamuは存在している。






この世界は魔王が作り出した世界。

そこにNakamuが入れられただけだ。

Nakamuならここから出ることができる。


これが俺ができる精一杯。

Nakamuをこの世界から出すことが俺の役目。

でも脱出方法までは分からなかった。


どうしたものかと考えていたときだった。

地下の階段から足音が聞こえた。


シャークんだ。


一人だけ欠片がなかった、シャークんだ。

Nakamuを抱えている。


shk「きんとき。Nakamu捕まえてきた。」

kn「やったじゃん。みんなは？」


光を宿してない緑色の目。

魔王に支配されているんだ。


shk「あいつらこいつのこと仲間とか言ってたから気絶させて寝かせた。」

shk「あとは魔王がなんとかしてくれるだろ。」

kn「そっか。」

shk「じゃあな。よろしく。」


そう言ってシャークんは地下をあとにした。


Nakamuとみんなは1週間ぐらい起きなかった。

シャークんの使った毒が少し強かったようだ。

その間俺は必死に脱出方法を考えた。

そして魔王の日記を手に入れた。


kn「…っ！」

kn「これなら…」


俺はついに脱出方法が分かった。

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