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38話 記憶の欠片 ページ39

きんとき視点

最初は俺も勇者を捕まえる気だった。

魔王の部屋を掃除していたときのことだ。

このとき魔王は散歩に行っていたためいなかった。


勝手に掃除していたのが悪かったのかもしれない。

棚の中に何か、光るものを見つけた。


kn「これは…?」


5色の小さな欠片と大きな欠片。

大きな欠片はTに尻尾がついたような形だった。


自分の体に空いた穴に青い欠片ははまりそうだった。

好奇心に逆らえず小さな欠片をはめてみる。

その瞬間記憶が蘇る。

勇者、Nakamuは仲間であり会ったことがあること。


続けて大きな欠片をはめる。

その瞬間に入ってきた情報は膨大な量だった。


Nakamuは転生してきて前世はゲーム実況を俺たちとしていたこと。

Nakamuとの思い出の数々。

この世界はゲームということ。





この世界も俺たちも本当は存在しないこと。





この世界は魔王が操っていること。

Nakamuが死ぬと魔王も死んでしまうこと。


俺の中の何かが壊れたのはこのときだと思う。

どうしたらいいか正直分からなかった。

魔王も大切だけどNakamuも大切だ。

でも俺はNakamuを助けたい。

まずは欠片をみんなにはめてNakamuの仲間にしよう。


とにかく夢中になっていた。

後ろから近づく足音にも気づかなかった。


魔王「きんとき。何してるの?」

39話 見つかるなんて…→←37話 今までの生活



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作者 - NAYU_KURO0734さん» コメントありがとうございます!感動してくれて嬉しいです。これからもいい作品を作れるようにがんばります! (2022年4月17日 17時) (レス) @page50 id: 051339753f (このIDを非表示/違反報告)
NAYU_KURO0734(プロフ) - 完結おめでとうございます!最後のところで思わず泣いてしまいました……こんないい作品を読ませていただいてありがとうございました! (2022年4月17日 16時) (レス) @page50 id: 7bbe2b3fa5 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 文さん» コメントありがとうございます!大好きなんて…めっちゃ嬉しいです!こちらこそありがとうございました! (2022年4月17日 15時) (レス) id: 051339753f (このIDを非表示/違反報告)
作者 - シラスとあずきさん» コメントありがとうございます!私も最後はとても気に入ってます。いい作品って言ってもらえて嬉しいです! (2022年4月17日 15時) (レス) id: 051339753f (このIDを非表示/違反報告)
- 完結おめでとうございます!作者様の作品、凄く大好きです!読んでいて凄く楽しかったです!ありがとうございました! (2022年4月17日 0時) (レス) @page50 id: 14cd09fd03 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピーチン | 作成日時:2022年1月15日 14時

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