いつも貴方の側に (ページ25)

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免許、取れるかな？(２－２) ページ25

「……釣り行く時とかさ、便利だよ？

いつも誰かに迎えに来てもらうんでしょ？」

「…うん。」

「自分で移動できたら誰かに頼まなくてもいいでしょ」

「まぁ、そうだけど。でもみんな別に、ついでだしって、来てくれるしさ」

「そりゃそう言うでしょ」

「…なんだ？なんか…言い方に棘ない？」

「別に」

「……そりゃ…回ってもらって悪いなーとは思うよ？」

「自分で移動できりゃすむ話だろ？」

「…なんだよ。なんでそんなに突っかかってくんの？」

「別に。」

「俺が迎えに来てもらったら、悪いの？！」

「…悪い。って言ったら？」

「は？…なんだよ、それ…どういうこと？

俺が迷惑だって言いたいの？」

「…もし俺だったら、…いつもいつも迎えに行かねぇよ…」

「は？なんて？」

「…好きでもない奴を、毎回毎回ご丁寧にわざわざ迎えに行かねぇ！って言ってんの！！」

「……お前、…何言ってんの？」

「迎えに来てる面子、みんなリーダーの事好きな奴ばっかりじゃん…」

「…あぁ、仲いい奴らばっかｒ」
「そうじゃねぇよっ！

…もし、下心でもあったら、どうすんだよっ」

「はっ？！下心、って……お前…どうしたの…？」

「あんたの趣味や生活を制限したり、…束縛したりなんて、俺のガラじゃないんだよっ！

だから…！」

「束縛、…って…

…俺が釣り行くのが…嫌なの？日焼けすっから…？」

「違うっ

…あんたがさ、…誰か他の奴に頼ったり、甘えたり…なんて」

「…ぇ…他の…って、あの…」

「…嫌なんだよ……俺が、嫌なんだよ……」

「……」

「……」

「じゃぁ…さ…

おめーが…乗せてくれりゃいいじゃん……」

「え？…」

「俺がどこか行くときは、潤…が、乗せてくれりゃいいじゃんか」

「なんだよ、それ？！俺はタクシー代わりかよっ？！」

「…一緒だったら、問題ないわけでしょ？」

「…え…それ…」

「…出かけるときは一緒なら、…足だとか、誰と一緒だとか気にしなくていい訳じゃん。」

「リー…ダー…」

「いつも潤が俺と一緒にいてくれたら……問題ないわけだろ…？」

「…いて、いいの？」

「いてくれるの？……」

「いさせて…くれよ。リーダー……」

「……じゅ…ん……」

【end】

*……(汗)