2-46話 ページ47
Noside
斉藤「セッティングできてきました」
鷲匠「おぉ、ありがとな」
斉藤「いえ···少し離れてる間に試合までしてるんですね」
鷲匠「あいつらが決めてな」
監督とコーチはAたちを眺める
鷲匠「教えることで自分を見直せられ、教わることで吸収できるものがある。
ただ、押し付けはよくねーがな」
天童「ちょっとー!賢二郎!俺ばっかなんだけど!?
太一にも上げてよ!」
白布「気のせいです」
川西「天童さん狙わないでくださいね」
天童「こらー!」
文句を言いながらもしっかり打つ天童
斉藤「あぁ、覚たち範囲決められてるんですね」
鷲匠「加減してても力量差があるからな」
斉藤「おっ、A中々上手いですね!」
Aがあげて大平が打ったが
山形が綺麗に白布のところに上げた
斉藤「ラリー続きますね」
鷲匠「慣れてきた頃合いだろう」
中々ボールが床に着かない
A『牛島さん!ナイスキーです!』
斉藤「···楽しそうですね、A」
鷲匠「あぁ」
斉藤コーチが優しい目でAを見つめた
斉藤「いつもと様子が違かったので心配してたんですけど彼等とバレーしてるのを見て安心しました」
鷲匠「女一人、寂しさみたいなのがあったんだろうな」
斉藤「鷲匠監督のおかげですね」
鷲匠「何もしてねーよ。
ただあいつにも見ててすごいよりやってみてやっぱりすごいという気持ちにさせてやりたかっただけだ」
フワッ
ボールが高く上がる
鷲匠「そろそろだな」
斉藤「そうですね」
鷲匠「声掛けてってくんねーか?
俺は先に行ってるから」
斉藤「はい」
そしてコーチが皆を呼んだ
さぁ、皆さん
予報が入りました
次のお話しは合宿の締めになりますが
少々片想いのもどかしさがあるでしょう
気持ちを伝える人は現れるのでしょうか?
さて
曇りから晴れになるのか
曇りから雨になるのか
予報とは違う結果になりそうです
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作者名:玲葉 | 作成日時:2019年12月8日 19時