2-42話 ページ43
Aside
合宿最終日
午前中だけ練習の
あとはお楽しみ
キュッキュッ
鷲匠「なあ、A」
A『はい?』
鷲匠「今回の合宿、どうだったか?」
どうって言われても
A『バレーってすごいなって』
鷲匠「・・・」
答えをミスったのかもしれない
そういことじゃないっていう目でこちらを見ているからこの答えではないな
鷲匠「···お前らしいわ」
A『えっ!?正解ですか!?』
鷲匠「正解もなにもないわ」
ちょっと怒られてしまった
鷲匠「バレーは楽しいか?」
A『見てるだけなので特には』
鷲匠「・・・」
斉藤コーチから違う違うと首を横に振られた
鷲匠「ハァー、自主練時間になったらお前も混ぜてもらえ」
A『何でですか!?嫌ですよ!』
鷲匠「いいからやってこい」
何で急にやらされなきゃいけないのだ
そもそも自主練のとき準備行かなきゃなのに
鷲匠「ちゃんとストレッチしとくんだぞ」
A『やらないですってば!』
鷲匠「特別に俺のおすすめのストレッチ教えてやっから床に座れ」
えぇー、とは言うものの私は素直なので大人しく床に座った
鷲匠「足開いてな」
A『はい』
鷲匠「意外と柔らかいじゃねーか、そしたらもっと開け」
みんな練習してるのに私だけストレッチ講座開かれて嫌だな
しかもめちゃくちゃ極限まで伸ばすからそろそろ痛い
鷲匠「そしてここをこう…」
A『いだだだだだだっ!』
鷲匠「弱音を吐くな!キープ」
A『無理無理無理!』
隣の斉藤コーチに投げやりにして私に何故か指導する鷲匠先生であった
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作者名:玲葉 | 作成日時:2019年12月8日 19時