【白鳥沢】ツッコミ予報2 (ページ31)

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2-30話ページ31

Aside

何でそっぽを向かれたんだろう

更には声が他の人たちの声に掻き消されて聞き取れなかった

A『えーと、今何て…』

白布｢･･･もう言わない｣

A『ええっ！？』

私が地獄耳であればよかった

白布｢俺が教えてやってもいいよ｣

A『！』

今のはちゃんと聞こえた

白布｢じゃあ俺、行くから｣

白布さんは川西さんたちのところに戻っていった

大平｢！｣

白布｢お疲れ様です｣

大平｢ああ｣

スッ

大平｢(クスッ)･･･面白いことでも話してたのか？｣

すれ違いで大平さんが来た

A『いえ、宿題の話をしてまして』

大平｢宿題？｣

A『夏休みの宿題のごく一部触れてなくて…
』

大平｢少しぐらいは触れなさいよ、間違えてもいいんだから｣

同じこと言われちまったな

嫌いだからって触れてない私が悪いんだがな

大平｢今聞くことじゃないけど覚と何かあった？｣

ビクッ

大平｢･･･Aは覚と話すと苦笑いしてるし覚は時折Aを見る目が厳しく感じたからさ｣

大平さんはよく見てるな

大平｢でも一番は抱き着いたりベタベタする頻度がいつもより断然少なかったよ｣

A『(ハッ)言われてみれば！今日すごい楽でした』

確かに今日暑苦しくないし何か自由って感じした

大平｢(クスッ)ハハッ｣

A『？』

何で笑われたんだろうか

でも大平さんの笑顔好き

Godスマイル

大平｢Aのそういうところ好きだな｣

A『(ヒュッ)･･･』

えっ

今、好きって

えっ

大平｢覚も言い過ぎたかもって反省してたから多目に見てくれな｣

A『(ポーッ)』

大平｢A？｣

A『ひゃっ！ひゃいっ！分かりやしたっ！』

好きというワードに気を取られて聞いてなかった

適当に返事をしてしまっただけでなく噛んでしまった

大平｢明日でラストだ、頑張ろうな｣

ポンッ

ズッキューン

A『はい…』

大平さんの手が私の頭に！！

心臓うるせー！！