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2-28話 ページ29

五色side



変だ


いつもと様子が違う



五色「A」

A『あっ、はい』

五色「大丈夫?」

A『うん、大丈夫だよ』



少しひきつった苦笑い



五色「あんまり無理だけはすんなよ」

A『あははっ、ありがとう』



練習始まってから何だか変だ


ちゃんとやってるのは変わらないが



違和感がある



川西「聞かないままでいいの?」

五色「えっ」



川西さんが近くに来る



川西「気になるくらいならいっそのこと聞いちゃったほうがいいぞ」

五色「聞いてもはぐらかされるだけです」

川西「・・・ハッキリ言わないのも変だと思うけど」



ビクッ



川西さんの目に言葉に圧があったように感じた



川西さんも白布さんのようにクールで何考えてるかよく分からない人



川西「お前もボーッとして怒られないようにな」

五色「はっ、はい!」



ボトルを置いて俺たちはまたコートに戻る




チラッ



五色「・・・」



ねぇ、A



Aの目には今、何が映っているの?




何かを真っ直ぐ見つめる目に



俺は心の中で一人尋ねた

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作者名:玲葉 | 作成日時:2019年12月8日 19時

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