【白鳥沢】ツッコミ予報2 (ページ21)

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2-20話ページ21

Aside

A『あ"ー、疲れた』

私は腕をグーッと伸ばした

見知らぬ土地での合宿はまだ慣れない

そしてこの暑さも

熱中症に気をつけなきゃ

瀬見｢随分お疲れみたいだな｣

A『瀬見さん』

タオルで汗を拭きながら瀬見さんが来る

瀬見｢ちゃんと水分摂ってるか？｣

A『摂ってます』

瀬見｢それなら良かった｣

いつもなら天童さんや五色君が休憩中に話し掛けに来るけど

瀬見さんが来るのは珍しいかも

瀬見｢何か顔についてる？｣

A『あっ、いえ何もついてません』

瀬見｢何か言いたいことでも？｣

A『何も言うことないです』

特に何もないが見すぎてしまった

まぁ、顔が良いから自然と見てしまうんだろうな

それにしても瀬見さん爽やかで見てると涼しく感じる

風鈴みたいだな

瀬見｢やっぱ何かついてる？｣

A『ついてないです、本当に何もないので気にしないでください』

瀬見｢そんな見られたら気にするんだけど｣

A『じゃあ目隠します！』

私は手で目を覆った

うわっ、熱籠った

瀬見｢何でそうなんだよ｣

A『瀬見さんを見ないためです！』

瀬見｢地味に傷つくから！｣

私の手に瀬見さんだと思われる手が重なり剥がそうとする

A『ちょっ！瀬見さ…(バッ)あっ』

視界がひらけた

A『瀬見さんが気にするって言ったのに』

瀬見｢だからってそうすることはないだろ｣

見ない方法なんてそれくらいしか思いつかないんだけどな

大平｢おいおい、喧嘩はダメだぞ｣

A『その声は･･･大平さん！』

瀬見｢違う、喧嘩してない｣

大平｢分かってる、冗談だよ｣

大平さんも冗談言うんだ

素敵