【白鳥沢】ツッコミ予報2 (ページ19)

今日:8 hit、昨日:3 hit、合計:22,387 hit

2-18話ページ19

Aside

二日目

A『あの』

天童｢なーにー？｣

A『寄りかからないでください』

練習が始まる前、私がスポドリを作ろうとしていたところに

天童さんがやってくるなり私の背中にズシッとのしかかってきた

天童｢だってここにいたから寄りかかるしかないじゃん？｣

A『なんですかそれ』

何で私がここにいたからって寄りかかる気になる？

普通誰がここにいても無視するか挨拶するかでしょ

A『瀬見さんか大平さんに怒られますよ？』

天童｢多分大丈夫｣

多分ってダメじゃん

天童｢･･･ねえ｣

A『何ですか？』

天童｢狐ちゃんと随分仲良いんだね｣

狐ちゃんって侑さん？

仲良い？

A『どこがですか』

天童｢昨日、お手伝いしてもらってたじゃん｣

お手伝いってことは

A『･･･あー、角名さんのことですか』

天童｢ミャーツムもね｣

A『角名さんは優しくしてもらいましたが侑さんは、違いますよ』

天童｢そんな毛嫌わないであげて｣

仲良くというか親切はされた

"角名さんは"ね

侑さんは一方的に仲良くしようとしてくるだけであって仲良くはしてない

A『何であの人が声掛けてくれるか分かりませんが私的にあの人距離近くて苦手ですし』

天童｢体幹オバケの方は？｣

A『オバ…、角名さんは優しい人ですけど仲良くとは違うと思いますよ｣

私は出来上がったボトルをカゴに入れながら答えた

天童｢まだ大丈夫か(ボソッ)｣

A『うん？』

天童｢もうあんまり迷惑かけちゃダメだよー｣

A『私がですか！？』

いや、何で私が迷惑掛けてる側に！？

むしろ侑さんがそっち側でしょ！

天童｢昨日手伝わせてたじゃん｣

A『あれは私もびっくりしましたよ！』

天童｢"私の仕事よ！返して！"ぐらい言って力ずくで奪わないと｣

A『仕事大好きかよ…』

仕事好きな人、というかビブスを取り合ってもな

ポンッ

天童｢今日も頑張ろうね｣

天童さんは私の頭をポンッとして去っていった

A『結局何しに来たんだろう』

私はスポドリ作りを再開した

二日目の予報です

ヤキモキしてモヤモヤすると思いますが

一日目よりは展開があることでしょう

ですが

ツッコミは急に訪れるものなので

予報が誰に当たって外れるかは分かりませんから

要注意してください