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2-15話 ページ16

角名side



絶対「えっお前なんなん?」とか怒られるのかなって思ったけど


すんなりと承諾してもらえたな



侑がAちゃん?に話しかけ続けてるせいで警戒されてるから拒否られる覚悟あったのに



角名「あれはいるな」



洗濯室を覗くと海亀の後ろ姿があった



角名「あっ、いた」

A『うん?』



こちらを振り替える海亀



A『どうかしましたか?』

角名「これ、置いてあったみたい」

A『ビブス・・・あ"っ!?うぇっ!?』



洗濯機とビブスを交互に見ている



A『あー、私のバカ…
あの、届けてくれてありがとうございます』



そうして洗濯機を止めて、持ってきたビブスを入れてまた回した





A『・・・』

角名「・・・」




何だこの空気




沈黙がきついな



てっきりすぐここを出るのかと思ったら動かずに洗濯機見つめてて


俺もその姿を見つめている状況



いや、行こうと思えば行けるけど


本当に行っていいのだろうか



A『私にまだ用事でもありますか?』

角名「(ハッ)えっ」

A『ここにいるのでビブス以外にもあるのかなって』



特に何もないけど



でも何となくここにいるって言ったら


変なやつって思われるよな


何聞こう



角名「・・・あっ」

A『?』

角名「名前、お互いちゃんと名乗ってなかったよね」

A『そういえばそうですね、インハイのときも名乗りませんでしたね』



ごめん、俺は名前知ってるんだよね



パンフで学校情報のところ侑と見たから知ってるけど



A『改めて1年の海亀Aです』



うん、知ってる



角名「俺は2年の角名倫太郎」

A『ぴったりな名前ですね』

角名「えっ」

A『倫太郎っていう名前、雰囲気とか角名さんにすごく合ってるなって思って』




ドキッ



あまり名前なんて気にしなかった



名前のことをそんな風に言われたことないから



思わずびっくりと



少しだけ嬉しいっていう気持ちが



入り交じった

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作者名:玲葉 | 作成日時:2019年12月8日 19時

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