2-14話 ページ15
角名side
宮侑「サムは空気読めへんのか!」
宮治「何でそんな怒られなあかんの?」
侑が怒っているが治は何故怒られてるのか不思議に思っている
宮侑「俺がAちゃんと話してたの見てたやろ!?
それをよくもまあ邪魔をしおって!」
宮治「でもあの子微妙な顔してたで」
治、それは言わない方がよかったと思う
宮侑「知っとるよ」
あっけらかんに答える侑
宮侑「話し掛け続ければああいう子は少しずつ意識してくれんねん」
宮治「なんやその自信」
モテる男って怖いな
そんな双子を眺めていると
大平「A知らないか?」
山形「ビブス持って体育館出てったぞ」
大平「あー、遅かったか」
白鳥沢の方からそんな声が聞こえた
山形「渡したいものでもあったのか?」
大平「渡したいものっていうかビブス一つだけ置いてたからさ渡そうと思ったんだよ」
山形「一つだけ存在忘れたままビブス洗いに行ったわけか」
大平「渡しに行った方がいいんだろうけど場所がな」
白鳥沢の人がうーんと唸っている
スッ
角名「あの」
大平・山形「「うん?」」
角名「盗み聞きしてすみません。
俺、場所知ってるんで届けにいきますよ?」
目を丸くしている二人
さすがに盗み聞きはまずかったか
角名「えっと、俺も洗濯機あるところの近くに用があるんでその次いでにっていうか」
用は特にないけど何か理由付けたほうがいいって思ったけど
怪しすぎるなこれ
大平「(クスッ)じゃあ、お願いしてもいいかな?」
角名「えっ、はい」
大平「ありがとう」
ビブスを渡された
俺はお辞儀をして洗濯室に向かった
山形「あれってミドルのやつだよな?」
大平「うん」
山形「いいやつだな」
大平「そうだね」
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作者名:玲葉 | 作成日時:2019年12月8日 19時