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テストの日の夜。
大澤くんの前で盛大に転けて、
手当てをしてもらって、
安慶田くんも合流して楽しく話していて忘れていたが、
「私、食堂に行かなきゃ」
と、ふと思い出した。
練習室の建物から出て
行ってみたけどもう食堂にハルはいなかった。
どうやらすれ違ったみたいだ。
早くゲームしたいのに…と焦る気持ちを抑える。
また転けてしまうかもしれない。
??「今日は親子丼？」
合宿所に戻ろうとしたとき、誰かに話しかけられた。
金城だった。
「…今日は食べない。」
金城「なんで」
「吐くから」
金城「…」
金城は黙りこんだ。
彼は表情を変えないから
何を考えてるのかわからない。
金城「女子が皆、市村を心配してた。体調悪そうだったって」
「もう大丈夫。寝たから復活したよ。」
そう言うと、急に金城は手を伸ばして私の頭に手を置いた。
「！」
大きな手がゆっくり髪を撫でる。
金城「無茶しすぎや。」
無意識にも、胸が高鳴る自分がいて、
ば、ばかやろーと金城をつい睨んでしまう。
「…うるさい」
金城「……照れてんの？」
「あーーー！もう！」
金城「ま、いいわ。俺、親子丼食べよ」
「………この親子の絆を食べる残虐な男め…」
もう私の敗けだ。
金城に勝てる気がしない。
金城「俺、一人でご飯食べるの嫌だから付き合え」
と、少し笑って、食堂のおばちゃんに親子丼を頼みに行った。
なんだよ、あいつ…という気持ちしかない。
「なんで私が、…」
と言いつつ、席に座る私はバカだと思う。
金城「何も食べんのか？」
「うん。」
私があっさり答えると、ガツガツと金城は親子丼を無慈悲にも食べ始めた。
「金城いつも一人で食べてるの？」
金城「いいや」
「今日はなんで一人なの？」
皆と絶対にタイミングが違う。
今、食堂にいるのは私たちだけだ。
金城「…一人になりたかったから」
「…？さっき一人で食べるの嫌って言ってたじゃん」
矛盾を指摘して、
少し時間がたって後悔した。
金城「……テストでひどい失敗したから、ショックで、立ち直りきらんくて、誰とも話せんかった。」
矛盾の答えを少し考えればわかったはずなのに、
すぐに聞いてしまった自分に嫌気が刺した。
「そっか、」
なんて答えてあげればいいのかわかんなかった。
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UNKNOWN(プロフ) - あんこさん» コメントありがとうございます！これからもよろしくお願いいたします (2020年1月8日 15時) (
レス) id: ce49c7014e (このIDを非表示/違反報告)
UNKNOWN(プロフ) - ななかさん» 遅くなってすみません！2できました！これからもよろしくお願いいたします！！ (2020年1月8日 15時) (レス) id: ce49c7014e (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - きゅんきゅんしながら読ませて頂きました。更新楽しみにしております！ (2020年1月4日 19時) (レス) id: 00d8e05118 (このIDを非表示/違反報告)
ななか(プロフ) - 全然大丈夫です！楽しみすぎて先走ってしまいました泣反省....楽しみにしてます！ (2020年1月3日 18時) (レス) id: dbc05699e2 (このIDを非表示/違反報告)
UNKNOWN(プロフ) - ななかさん» すみません！まだできてないです！！明日か明後日には作ります。お知らせせずにすみませんm(__)m (2020年1月3日 18時) (レス) id: ce49c7014e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：。 | 作成日時：2019年11月25日 22時
