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そんなわたしの気持ちはお構いなしに、健太さんはもう片方の手まで取って両手で恋人繋ぎをしてくる。
頭の中が沸騰しそうなくらい熱い。
「あ、あのっ、手…」
「ん？あ、嫌だった…？」
健太さんは眉毛を下げてぱっと手を離す。
「いやそういうわけじゃなくて、その…」
「ごめんごめん、僕パーソナルスペース狭くてさ。よく距離近いって言われるんだよね」
カランとドアに付いたベルが鳴って、女の人がお店に入ってきた。
「あ！久しぶり！」
「健太くん久しぶり〜！」
お姉さんは健太さんの知り合いみたいで、テンション高めにハイタッチをしながら少し話していた。
あー、あんなに距離近かったからちょっと好きになりかけちゃったよ。危ない。
健太さんはきっと誰にでもああやって優しくて、距離近い人なんだろうな。
「うん、また来てね！ありがとうございましたー！」
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海波(うみなみ)(プロフ) - すごく面白いです！更新楽しみにしています！ (2018年9月17日 19時) (
レス) id: b89aa0aeb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yupi | 作成日時：2018年6月17日 1時
