検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:12,193 hit

ページ7

驚いて反射的に離れようとすると、ヨングクはがしっとわたしの後頭部をホールドして離れないようにさせる。

段々と深くなっていくにつれて、頭の奥がふわふわしてきて何も考えられなくなる。


ちゅ、とわざとらしく音を立てて少し離れると、荒くなった息が唇にかかってくすぐったい。






「よんぐ、く?」

「分かってないなーAは」






ヨングクはため息をつくとわたしをぎゅっと抱きしめた。





「…あんまりAを外に出したくないの。誰かに取られたくないもん」

「え?」

「俺だけが見てていいし、話していいし、触れていい。Aは俺のだもん」





独占欲をそのまま言い表したような言葉が次々に出てくる。ヨングクってそんなに独占欲強い人だったんだ。





「し、心配しなくても大丈夫だよ?」

「これだから嫌なの。A、愛想良いから誰にでも優しくしてるしそういうの見てるの嫌」

「でも、好きなのはヨングクだけだよ」





わたしの言葉が嬉しかったのか、首元に顔を埋めてふふっと笑うからくすぐったい。

何に対してもあんまり興味ない人だと思ってたから、こうやってわたしのこと思ってたのは結構意外。





「…A好き」

「わたしも好き、ヨングク」


.

距離感 - Kenta.T→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (17 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
30人がお気に入り
設定タグ:PRODUCE101 , プデュ , WANNAONE,JBJ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

海波(うみなみ)(プロフ) - すごく面白いです!更新楽しみにしています! (2018年9月17日 19時) (レス) id: b89aa0aeb9 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:yupi | 作成日時:2018年6月17日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。