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わたしの言葉を聞いて、ジニョンは少し驚いたような表情を浮かべた。
「えっ…」
「だ、だったら、もっとこう…行動で表してくれなきゃ分かんないじゃんっ」
「…ごめん」
「ジニョン、全然連絡もくれないし…わたしのことなんてもう忘れてるのかなとすら思ってたよ」
口を尖らせてぶんぶんと顔を横に振って否定するジニョンは、大人っぽくなったっていつもと変わらない可愛いところもある。
愛嬌のある姿に思わず笑顔になる。
「わたしジニョンのそういう可愛いところ、好きだよ」
「す、き…?」
「あーあー待って、今のはそういうのじゃない」
「そういうのじゃないって何?」
「"まだ" そういう好きじゃない、今後の展開はジニョン次第かな〜?」
腕からするっと抜け出て早足で歩き出す。
顔が熱くて鼓動が速いのが自分でもよく分かって恥ずかしくなる。
「Aヌナ」
後ろから聞こえた声と共に腕を捕まれる。
驚いて立ち止まると、背中全体に暖かさが広がった。バックハグなんてどこで覚えたの…
「ヌナ、心臓の音すっごい速いね」
「う、るさい…!」
「絶対振り向かせてみせるから。Aヌナのこと」
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海波(うみなみ)(プロフ) - すごく面白いです!更新楽しみにしています! (2018年9月17日 19時) (レス) id: b89aa0aeb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yupi | 作成日時:2018年6月17日 1時