僕のお気に入り 2

雷が落ちる (セン) ページ39

セフン side



ヌナとのメール合戦。
何度もブンブンとバイブが鳴る音がしてて、その度にジュンミョニヒョンが咳払い。


ジュンミョニヒョンと目を合わせたら終わりだと、
目を逸らしてテーブルの下でメールを続ける僕。


なのに隣に座ったジョンイニヒョンがトントンと肘で突っつくから顔をあげると
目の前に鬼の形相のジュンミョニヒョン…


「セーフーナー！！いい加減にしなさい！！」

ピシャーーーン！！と雷が落っこちて固まる僕。


「わ、分かった！これで最後にする。」


ご飯に集中しますってメールしてメールは終わり。

あーあ…。もっとお話したかった。


と、思ったけどやっぱりもう一個だけ。


【かわいいのはヌナだからね。ふんっ。お仕事がんばってね！かわいいAヌナ！】


やっと送って顔をあげると、

「セフナ！ご飯の間くらい我慢しなさい！！！」

ジュンミョニヒョンの雷がもう一度落とされた。ヒョン怖い。


気になったことは結局一つも聞けなかったし、
ヌナに大好きって言ってもらえなかったけど
僕は自分のペースで焦らず進んでいくって決めたじゃん。


あまりにも先を行くタオヒョンに負けたくない！って
僕まで一緒に走ったら、少しずつ心を許してくれてる気がするヌナの心がまた離れちゃう。


だからやっぱり、僕は自分のペースで進んでいこうと思う。


可愛いマンネの仮面の下は、実はちょっとずるいマンネってAヌナには秘密。



ブブッ

少し経って、また膝の上に乗せてたスマホがメールを受信して


ジュンミョニヒョンにばれないようにこっそり開いてみたら



【みて、わたしのきょうのばんごはんおいしそうでしょ？】


さっき最初に僕が送ったメールとほとんど同じ内容で

だけどもうご飯は食べちゃったって言ったのにどうして？


そう思いながら添付された写真を開くと
可愛い子猫が3匹寝てる写真だった。


やっぱり可愛いのはAヌナだ…。


思わずにやけちゃう顔を隠すように、必死にご飯を口に掻き込んだ。

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