僕のお気に入り 2

いい生徒（タキ） ページ36

”ヌナ、僕の気持ち〜＾＾”

また写真

わ、なにこれ
皿にハートが書いてあるんだけど…よくみたらこれ…米じゃないの？
え、米並べたの？！

ブブッ
”僕の愛たーくさん食べてって言おうと思ったけど恥ずかしいからやめるね”

…言ってる！それやめてない！

ブブッ
”わー！送らないつもりで打ったのに間違えて送っちゃったー！今のなしね！”

だめだ、どうしよう、この子、かわいい

”うん、セフンありがとう。元気でたよ”

”ヌナ、ヌナは僕の大好きな先生でしょ？”

今度はなんだろう

”そうだね。私はセフン達の先生だよ”

………。
あれ、返事は？
と思った頃に、バイブ音

”ヌナにとって僕はなに？”

…え。
全然違うのに、今日のタオのことばが頭に浮かんだ
セフンのことを聞いてきたタオ、

ぐ、と一瞬手が止まる
そしたら、

”僕は生徒でしょ？”
ってメッセージがきた

なにが言いたいのかよくわからない

ブブッ
”どんな生徒？”

”どんなって？”

”僕にとってヌナは大好きな先生だよ！じゃあヌナにとって僕は？どんな生徒＾＾？”

これは…なんとなくわかった

”かわいい生徒”
わかったけどそらした
ちょっと不謹慎っていうか、純粋に懐いてくれてるセフンに失礼なことを考えてしまったから
まぁいいでしょう、かわいい生徒には違いない

”ちがーう！”

”違うの？”

”僕かわいくないよ！”

”かわいいよ”

”かわいいのはAヌナだよ！”
…なんでそっちにいくかなー！

”セフンだよ！”

”Aヌナがかわいいの！”

”セフンがかわいいの！”

”ヌナ！怒った！”
え、怒った？

あ？また写真
なにこれ、ぶれてるけど、たぶんジュンミョンの写真

”ごはん中に携帯いじりすぎだって。ごめんねヌナ、僕ごはんに集中しなきゃいけないみたい”

…ジュンミョンに怒られたってこと？
そうか、間髪入れずに返事きていたし、
途中ごはんでハート作って遊んでいたもんね
怒られるか

というか、なんでご飯中に私にメッセージを…

”ゆっくりごはん食べてね。私はお仕事します”

送って、ノートに目を戻した

ブブッ
ちょっとまたー？！怒られたんじゃないのー！

”かわいいのはヌナだからね。ふんっ。お仕事がんばってね！かわいいAヌナ！”

…。
ゴロゴロゴロ
ごろん、

どてっ、

「いたい、」
くぅ、
…ちょっと私、次宿舎行くまでに精神力を高める訓練をした方がいいかも
いや、今からしよう。うん
次の授業は鉄の精神で挑まなきゃ

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