盾〔Swap〕 (ページ4)

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貴方のようになりたいと言って

連れてこられたのは練習場。

ここでは多くの剣士がスワップさんみたいに強くなることを目指して、頑張っていた。

A『うわぁー…広いなぁ、また凄いと思った。』

ざっと100人は練習している。

それぐらい、広く。

設備も充実している。

ｽﾜ「皆ー！！集まって欲しいのだー！！」

スワップさんが大声を出すと、

みんなが一斉に、ピシャリと並んだ。

皆、汗を滝のように流している。

ｽﾜ「今日もお疲れ様なのだ…あのな、紹介したい人がいるんだ…

名前、そういや聞いてなかったな…名前、なんて言うんだ？人間！」

A『私の名前は、Aです！』

ｽﾜ「！Aか、いい名前だな！

皆！よく聞け、この子が剣士になりたいそうなんだ！」

ザワつく人達。

少なくとも、女の人はいないのだ。

…なめんなよ、私を。

剣士「あ、あの、スワップ隊長…

お、女を隊員に入れるつもりですか？

弱いにも程があると思いますが…」

起きるブーイング。

やはり、男女差別は残っている。

ｽﾜ「コラ！！そんな言葉、隊長が見逃すと思うか？

他もうるさい。評価下げるぞ？」

その言葉だけでしーん、と静まった。

A『スワップさん、ありがとうございます…

私、これからやっていけるかな。』

ｽﾜ「ん？あぁ！できるさ…

そうだ、Aに良い事を教えてやる！これを覚えとけば、練習だって楽になると思うんだ…

俺様が毎日頭に出している言葉だ。」

A『言葉…？』

ｽﾜ「そうだ。それはな、」

"強くなることは即ち、守れるものが増えたということ"、だ！