新米呪術師と私【七海建人】【呪術廻戦】

70話 ページ22

五条said



「……貴方が言ったのでしょう？愛ほど歪んだ呪いはないと。
私は呪ってまでして、自分の横に置こうとは思いません」




五「えー」
七海らしいっちゃ、らしいけど………




五「後悔すると思うよ？
今はそうやって誤魔化せるかもしれないけどさ、たかが男がAをソウイウ目で見るだけで睨んでたんだよ？七海は。


時間が経つにつれて後悔は大きくなる



学長が言ってた"呪術師に悔いのない死などない"
あれ逆に言うと、"悔いがあると死ぬ" "悔いがなければ死なない" って言えると僕は思う
だから、わざわざ"悔い"を作らなくていい
死に急ぐ必要はないよ、七海」



僕にも、叶えたいと願う気持ちに蓋をする理由はわかる
現に呪術師で結婚している人は少ないし、仮にそうなったって、長くは続かない



僕達のような職業に"恋愛"なんて縁のない話だって、ちょっと前まで話してたから、なかなか踏み込めないだろう



ここは先輩として背中を押してあげなきゃ




面白いから…背中押してる訳じゃ……ないよ？(((満更でもない





五「ま、あとは七海に任せるよ
僕はいっぱい後悔してるから、警告しただけだよ
じゃあね〜」


黙り続ける七海に、ひたすら一方的に話、その場を離れた



ーーー
七海said


連続で任務が入り、報告書を書き上げ提出し、ちょうど一休みしているところに五条さんが来た
どうせいつものように、どうでもいい話をしに来たのかと思い、新聞を読みながら聞き流していたが、"A"と言うワードに反応してしまった



五条さんによると、Aさんは医師免許を取るらしい



それから黙り続ける私に話続け、去っていった



一人残された空間で、ひたすら頭をうごかす
"硝子の時みたいに、２年くらい高専(こっち)に居ないんじゃない？"



２年……
私と出会い、呪術師になるまでよりも長い年月
きっと五条さんの言う通り、行った先でいい人を見つけるか、呪術師に戻らずそのまま医師になる可能性の方が高い




"僕はいっぱい後悔してるから、警告しただけだよ"
それは夏油さんの事でしょう
知ってますよ。貴方の変化から分かります




「はぁ…」

こんなにも悩むものとは知らなかった



折角蓋をした感情が、また出てきてしまいましたよ。
どうしてくれるんですか。まったく

71話→←69話

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す