新米呪術師と私【七海建人】【呪術廻戦】

64話 ページ16

『…』



「…」

新幹線つらい…
あんな怒られるなんて思わなかった



ーーー回想

治療が終わって、ほっと一息＿
と、言いたいところで始まった

はじめは柔く



「Aさん。怪我はどうでしたか？傷残りませんか？」



『血は出てたけど、深くなかったし目立つ位置でもないからさ、大丈夫だって。ほら、髪で隠れて見えないでしょ』
多少残るかもとは言われたけど、何年かほっとけば消えるだろう←




「傷が残らないなら安心です。
これからも、出きるだけ残るような傷が出来ないようにしてくださいね」




『うーん…最善を尽くす』
「そこは、傷を作らないと断言してほしかったですね」

私七海ほど冷静じゃないからさ、突っ込んでいっちゃいそうで…
その、後先考えず？おバカだから？←


断言しちゃうと、責任と言うか…何と言うか……ね←




「そうでした。治療を優先と言って後回しにしていましたが、話すことが沢山あります」



『うっ。思い出しちゃったか』




「前にも話しましたが、呪霊と同等級の術師が任務に当たります
4級術師が、4級呪霊に勝つのは当たり前です。同じ等級とは言えど、強さで言うと少し術師の方が強いですから。



なので、4級術師が3級呪霊に箸にも棒にも引っ掛からない訳ではありません。
ですが、これは"強さ"で言うとです



実際、戦うスタイルの基本は変わらなくとも、相手によって多少変えて祓います。
これは完全に経験値が必要です


同じ3級でも、2級に近いものと、4に近いもの
このように大きな差があります。



なので、
もう二度とこのようなことはしないでください」




『…はい……』



ーーー回想終


怖いと言うより羞恥心がえげつなかった…←
だって病院内でするんだよ？
みんなの視線が……


これから先も、上の等級の呪霊祓っちゃいそうで怖い←
また同じに怒られるのつらい←



でも………
今の気まずさなんかより、お菓子食べたい！！！((



せっかく予約して貰ったんだよ？？
美味しそうなのたくさんあるよ？？
食べないって選択肢無くない？((




『七海もこれ食べる？仲直り』




「ありがとうございます
喧嘩したわけではないんですけどね」




『この気まずさは、喧嘩中ぐらいつらい』




「断言してくれなかったので、不安になっているだけです」
七海は本当に優しいなぁ〜
弱い私にかまってくれるし




「では、私はこれで」




『うん。ありがとね、着いてきてくれて』
東京に着く前に、先に降りて行った

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