閉じ込められたうえお題が無理な件について。

〈夜桜〉夜桜凶一郎×〇〇【Dキスしろ】(うささ　様) ページ16

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『…えっ…』


…待て待て待て待て？なんで夜桜凶一郎様が居るんだ！？


凶「お前はヒナギクのスパイか。アイツ(葵翠)からここのことは聞いている。さっさと探してやるぞ」


おぉ、さすが夜桜家長男…手早くて頼もしい。


凶「俺は早くここを出て六美を観さｔ…危険から守らなくてはいけない。さっさとみつけろよ、ヒナギクのスパイ」

『は、はい…』

…観察って言おうとしてたよね今。頼もしいのか分かんなくなってきたよ若干。


『…お、あれか』


部屋の隅の方に紙のようなものを発見。

拾い上げ、すぐに凶一郎様の所へ持っていく。

『きょ、凶一郎様！発見致しました！』


凶一郎様の所へ行くと、指を顎に置き、壁を見ていた。


凶「見つけたか。早く見せろ」

『は、はい。どうぞ』


私まだ見れてねぇんだけどなぁ…

その紙を見た瞬間、凶一郎様の眉がピクリと動いた。
だが、余裕そうな笑みは崩れていない。


『え、なんすか何て書いてあったんすか？』


めちゃめちゃ頑張って背伸びして紙を覗き込もうとすると、スッと紙をどかされ、代わりに私の顎に凶一郎様の手が添えられる。

…ようするに顎クイされてんだよなんでだよ。


お題顎クイだった？いやそうならもうとっくに扉開いてるし…


『ぅあ、あの…きょ、凶一郎様…？これはどういう拷もｎｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝｯ…状況のやつでしょうか…？？』


私がそう聞くと、凶一郎様は言った。


凶「これはここを出るために行うことだ。勘違いしたら、いくらヒナギクのスパイといえども刻む」

『ヒェッ…』


待て意味分からん。

なんで私いきなり刻まれそうになってんだ((

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